星をめざして

たぶんね キミは本当は パーフェクトなスター

“虹”を見た話。

ジャニーズWEST LIVE TOUR 2021 rainboW』ご縁があってツアー初日の北海道公演に参加した。その日にわたしが見たこと、感じたこと、考えたことを徒然なるままに。

 

 

※初日公演のレポではありません。

※ステージ構成や演出、一部セトリ等に触れているため、ネタバレ回避中の方はご注意ください。

※初日公演を基準に書いているため、公演を重ねるごとに変更されている部分もあると思います。

 

 

ジャニーズWESTにとってWESTV以来、2年ぶりの有観客コンサート。会場前に集まるファンの光景さえ懐かしくて、7年ぶりに訪れた北海道の冷たくて澄んだ空気に相まって少し泣きそうになった。

とてもシンプルなステージ構成からは想像できない壮大な機構、本当にかっこいいOP、飛び交うレーザーに火の海のように燃えるステージ、舞うシャボン玉に本当に凝ったたくさんの映像演出、どれも凄まじかった。W troubleを直接見ることができなかったから余計に、目まぐるしく進化したジャニーズWESTのコンサートは圧巻だった。最高で最強だった。 

初日の夜、ホテルで反応を少しだけ検索してみたら、もちろん好意的な意見が多かったが、辛辣な意見も見られて、勝手に少し苦しくなった。価値観は人それぞれだから、どういう感想を抱くかも自由だけど、「でもそれは、」と言いたくなる部分もあって、んんんとなった感情を少しだけ吐き出したくて、はてなブログを開いた。

 

 

今回、メンステとセンステ、そしてこの2つのステージを繋ぐ縦花のみで構成されていたのは、外周やバクステ、横花があると、その分アリーナに設置できる客席が減るからだろう。「各公演に一人でも多くの方に入ってもらえるように」という想いから作られたステージ構成だと思った。

WA! WA! ワンダフル!!を除いて、パラパラを含むC&R曲やネタ曲をセトリ入りさせなかったのは、声を出したらダメだからだと思った。そういう曲はファンの歓声もあって完成すると彼ら自身が捉えているとわたしは思うので。声を出せないのにやるなら、今回は“魅せよう”という強い意志を感じる内容だった。唯一セトリ入りしたWA! WA! ワンダフル!!も、今回開演前にインストに合わせて歌うこと(通称:ジャスミングアップ)ができないから、きっとその代わりに振付動画を流して開演前も楽しんでもらえるようにという、ジャニーズWESTのやさしさだと思った。楽しかったし、練習が終わったあとに拍手で包まれる会場があたたかくて好きだった。

アンコールがなかったのは、地域の状況によってアンコールができない可能性を考慮したのだと思った。現在、まん防が適用された地域の飲食店等は20時までの時短営業を要請されており、コンサートを含むイベント等に対して時短開催の要請はないものの、おそらくジャニーズ事務所は飲食店等の20時までに合わせて終演していると思う。北海道はアンコールあったのに、宮城や大阪はなかった!なんてことが起こらないために、考えられたんだろう。それに、入場時に発券されるチケットに印字されたQRコードを読み取ると、彼らが用意してくれていたアンコールを見ることができる。粋な計らいとその手厚さに胸がいっぱいになった。

ロッコがないのはもちろん想定内だったが、全体を通じて7人ともファンサ自体ほぼしていなかったのは、正直新鮮だった。同じ空間にいても、従来のコンサートと比べると物理的に近くに行けない人のほうが多くなる。だから、誰かを・どこかを特別にするのではなく、みんなを特別にしようという考え方から、7人で出した答えなのかなと思った。何度も何度も、会場にいるみんなに手を振ってくれる姿、2年ぶりに見られる姿が本当に嬉しかった。

 

 

北海道2日目の昼公演、わたしは入っていないため直接聞いたわけではないけれど、流星くんが挨拶で話した内容を知って泣いてしまった。

(引用許可いただいています)

こういう内容を、流星くん本人に言わせないと伝わらなかったことが悔しくて仕方がなかった。公演中は興奮状態だから少し難しかったとしても、冷静に少し考えてみればわかるのでは…?今のこの状況で、有観客コンサートを開催するのがどれほど難しいことか、誰よりも身に染みて感じているのは、きっと流星くん。最新号のduetで、「今の小さな夢は、傷んで短く切った髪が早く元に戻ること。今の大きな夢は、今回のツアーを全部無事にやり遂げること!もうこれは心からの願い。」と話した流星くんの言葉の重み、どうかツアーに参加する全ての人に伝わってほしい。

たしかに今までのコンサートと違うところは多々あって、わかりやすい部分の“ジャニーズWESTのコンサートらしさ”は少なくなったかもしれない。でも、物理的な距離を感じさせず、魂と魂のぶつかり合いのような熱い空間で、心の奥にまで届けてくれるジャニーズWESTの音楽を、生で浴びられる喜びを大事にしたい。有観客でコンサートができる有り難さを忘れずにいたい。登場から、踊ってるときもそうでないときも、本当にず〜〜〜っと嬉しそうな顔で客席を見つめる流星くんが、ぴょんぴょんジャンプしながら客席に手を振る流星くんが、全ての答えだった。

 

 

最近、偶然にもエゴサの話をよく耳にする。流星くんもファンの反応を見ているからこそ、2日目昼公演の挨拶につながったんだと思うし、なんてったって彼は潤くんの弟子。“ファンの皆さんが喜ぶものを”の精神も引き継いでいるだろうから、より喜んでもらえるツアーへと変更と修正をし続けるためには、ファンの反応のチェックは欠かせなくなる。だから、エゴサをしないでとは言えない(思えない)けれど、どうか、好意的な言葉もたくさん見てほしい。知ってほしい。中には好意的じゃない言葉もきっとあるけれど、もちろんそれだけじゃないことを知っていてほしい。流星くんの努力が積み重なって作られた今回のツアーも、たくさんの人が愛してくれているから。どうか、苦しむことがありませんように。 

 

 

ゴンドラで天井から降りてきて、ゴンドラで天井へと姿を消していく7人は、まさに虹だった。あの日、わたしは虹を見たんだ。地上へ舞い降りてきて、幸せなおまじないをかけて、再び空へと戻る虹が、たくさんの人々の前へ現れますように。

 

 

流星くんの今の大きな夢が叶いますように。どうか、全24公演、最後まで笑顔で駆け抜けられますように。

 

 

𓂃 .⋆

 

 

This is 嵐の最後の挨拶で、智くんがファンに向けて「守ってくれてありがとう」と言った。応援することで、好きなアイドルを守っているつもりはないけれど、応援することで守れるなら、守りたい。愛を叫んで、守りたい。だから、声にして言おう。声を大にして言おう。

 

 

ツアー開幕、おめでとう。

本当に素敵なツアーをありがとう。

rainboWツアー、大好きだ!!!!!!!

f:id:r-sky-c:20210411234643j:image

 

 

追記:公演を重ねるなかで初日から変更点もあるけれど、すべては「制限があるなかでより楽しんでもらうために」の考えに基づいていると思っているので、どれも肯定的に捉えています。たくさん楽しませてくれて、想ってくれて、ありがとう。