星をめざして

たぶんね キミは本当は パーフェクトなスター

たからもの。

 

POWERツアー初日、しげおかくんと流星くんのユニット曲『ぼくらしく』の披露で、わたしが見たものの記録。

※ ぼろぼろ泣いているわたしにはそう見えただけで、実際と異なるところもあるかもしれません。言葉も含めてニュアンスで受け取ってください。「わたしが見たもの」の記録です。

 

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アコースティックコーナー後、それぞれの席から立ち上がってメンステ前方へ出てくるとき、流星くんだけ背の低いスタンドマイクも持って前へ出てきた。

しげりゅせちゃん来るのでは、と覚悟したのと同時に、立ったままメンバーでトークを始めたのに、しげおかくんはステージ裏へ捌ける階段前へ行ってジャケットを脱ぎ出すから確信に変わった。そのあとを追うように流星くんも階段前でジャケットを脱いだ。そしてスタッフさんからアコギを受け取ってメンステ前方へ戻ってきた。

まだ続いているメンバーのトーク中に、「藤井さん、」と呼ぶスタッフさんの声が聞こえて(マイクが声を拾った)、見ると流星くんがマイクを忘れていたみたいだった。「藤井さん、」の声にはしげおかくんも反応して、流星くんの方へ寄って行ったけど、マイクだとわかって戻ってきたときの顔つきが眉間に力が入るような感じで、緊張してるのかな?と思った。

 

「次はしげと流星がふたりで歌います、」みたいな紹介をしながら5人が捌けて、2人の空間になった。「なんか流星、初めてやなあ!」「初めてやなあ!」「流星、さっきサックスも吹いてたけど、アコギもやります」と自慢げに話すしげおかくん。続けて「えっアコギは初めてやんな?ライブでは」「そう!」「俺も1発目は流星見たいから、そっち行くわ!」としげおかくんがセンステへ向かうから、流星くん「やめろって(笑)」と言うと、「やめへんよ〜途中でそっち行くから!」と返すしげおかくん。「途中でそっち行くから!」がわたしにはすごく強い言葉に聞こえて頭がくらくらした。

センステに到着して、メンステであぐらをかいてギターを構えている流星くんを見たしげおかくんが「いいねえ、なんか路上ミュージシャンっぽいなあ!かっこいい!」と言うと、流星くん「あっこれね、最初は、椅子に座って弾いてたけど、しげが「あぐらがええ!」って。それでこのスタイルに☺️」と説明するやさしい顔がとても良かった。「なんかさ、路上ミュージシャンみたいじゃない?宮城のどこで路上ミュージシャンがやってるかわからないけど、なんか、かな〜?って」と話すしげおかくんの表情は嬉しそうに見えた。

その後「もうちょい向こう行こっ!」と、さらに流星くんから遠ざかろうとするから、流星くんが「いや離れすぎちゃう?」と言ったら、しげおかくん「やりづらい?」と聞き返して、流星くん「ええよええよ」と答えていた。離れすぎだと思ったから「いや離れすぎちゃう?」と言ったはずなのに、いいんだ…。

 

そして、しげおかくんの曲振りから、流星くんのアコギ演奏で『ぼくらしく』がスタート。しげおかくんはセンステで流星くんのほうを見るのではなく、体を上手側に向けて俯いて首でリズムを取っていた。「ふと思い浮かぶ」くらいで、歌と演奏をやめて「ごめんもっかいやらして!」と言う流星くん。

しげおかくんが「あのね、俺たちね、こういう流星も見たいの」ととってもやさしい表情で言い、流星くんが「めちゃくちゃ緊張した!」と言うと、「緊張するよな。俺もサラリーマンの父さんのときそうやったよ。でもみんなが見てくれてるからさ、ね、」とやさしさと愛に満ちた表情で言うしげおかくん。ヒョン。圧倒的ヒョン。大毅ヒョンすぎる。

そのあと、しげ「もっかいいこ」りゅせ「もっかいいこ」しげ「おん」しげ「さあ、いけ!」で、『ぼくらしく』2回目スタート。やさしい空気感であることには変わりないけれど、最後の「さあ、いけ!」を真剣な眼差しで言ったしげおかくんは、兄であり、同期であり、仲間でありみたいな、流星くんと接するときの全人格が集結したヒーローみたいな顔と言い方だった。

 

1回目は、体を上手側に向けて流星くんのことは見ないようにしていたのに、2回目では、流星くんのいるメンステに体を向けてしゃがんで流星くんのことを完全体勢で見守っていた。流星くんの“歌うこと”と“ギターを弾くこと”への意識のバランスが、少し崩れてしまうかもしれないと察したしげおかくんが、流星くんのソロパートの一部(たぶん「どっちつかずの」だったと思う…)をやさしい顔で一緒に歌って、引っ張ってあげたの滾った。頼もしすぎるお兄ちゃん。

1番しげおかくんソロパート「大人になったけど、大人になったけど 大人になったけど、大人になっただけ。」の、2回目の「大人になったけど」でチラッと一度流星くんのほうを振り返って歌ったしげおかくん、3回目の「大人になったけど、」で花道を駆け抜けて、「大人になっただけ。」を流星くんの横でしゃがんで歌ったの、涙がさらに溢れて止まらなくなった。

ニゾンでは、しげおかくんが流星くんのことを見て歌っていたのがたまらなかった。ずっとお兄ちゃんの顔して流星くんのこと見てるのしげおかくん。やめてよ、涙止まらないじゃん。

そこから少し記憶が途切れ途切れだけど、2番は歌わなかった。しげおかくんが流星くんの周りをうろうろして見守りながら、楽しそうに良い顔して歌っていた。

後半、流星くんの背中にマイクを持っているほうの腕を置いて歌うしげおかくんの構図がたまらなかった。終盤には、流星くんのスタンドマイク位置が下がってきて、高さを合わせようと流星くん片手をギターから離して直そうと試たら、逆にマイクがグラグラになってしまって。それに気づいたしげおかくんが、流星くんの背後からマイクをスタンドから外して右手で持ってくれて、流星くんの口元にマイクを持ってってマイクスタンド代わりになったしげおかくんの光景、凄かった。凄いなんて簡単な言葉で片付けたくないけど、凄かったしか言えない。

 

『ぼくらしく』披露後、しげおかくんが「これからも俺たち見守ってくれ!よろしく!」と言い、流星くんのことを「ヤー!」って言いながら肘で押してお〜しまい。最後の「ヤー!」は、嬉しさとか、愛らしさとか、少しの照れくささとか、そういう感情が混ざっているように見えた。愛くるしい。

 

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こころなしか、しげおかくんの流星くんへの絡み方がいつにも増して甘いなあと思いながら初日のMCを見ていたけれど、『ぼくらしく』で弾き語りに初挑戦する流星くんを見守り支えるしげおかくん、ヒョンの人格が宿りすぎているのかもしれないとあとから思った。何かの話で「ね、りゅうせぇくん!」と言ってたの、いつものようにこのあと何かいたずらしようと思っているのではなく、純度100%・糖度100%の流星くん呼びでわたしがちょっと戸惑った。

これから2ヶ月間、どんな顔を、どんな姿を、どんなやり取りを、どんなふたりの関係性を見られるのだろう。あまりにも宝物の『ぼくらしく』を、なるべく見届けて、受け止めて、動かされる感情ごと愛したい。

宝物をくれてありがとう。