星をめざして

たぶんね キミは本当は パーフェクトなスター

《続》狂愛三部作を深読みしてみた。

「Can't stop」「Criminal」「Eternal」、この3つの楽曲からなる『狂愛三部作』を深読みしてみよう企画第2弾!続編となる今回はシェイクスピアによる戯曲ロミオとジュリエット』×『狂愛三部作』をテーマに考察し、前回あまりできなかったEternalの解釈を深めようというものである。

 

 第1弾はこちら↓よりご覧ください。

umi23.hatenablog.com

 

※なお、第1弾・第2弾ともに個人の妄想であり、この楽曲を作詞されたzoppさんや、登場人物となるジャニーズWEST、後に登場する宝塚歌劇団とは一切関係ございません。

※第1弾同様、登場人物(ジャニーズWEST)のだれかが死ぬ・殺すという内容にもなりますので、気分を害する可能性がございます。ご了承ください。

 

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まず始めに、なぜ『ロミオとジュリエット』×『狂愛三部作』で考察するのかであるが、

 『ロミオとジュリエット』が好きなこともあり、同じNEWSの「ベサメ・ムーチョ~狂おしいボレロ~」やジャニーズWESTの「Criminal」といったものも書いています。男女の許されない恋や、強引に2人で逃げ出すものも好きですね。(出典:http://realsound.jp/2015/05/post-3154_2.html

 と作詞されたzoppさん自身がインタビューにて話されていたからである。正直、このインタビューが掲載されたのは2015年5月なので、なぜ第1弾を書く前に読まなかった!!!と深く反省したのだが、それ以上に『ロミオとジュリエット』に少なからず影響されて書かれた楽曲という事実に衝撃を受けた。Criminalの前日譚となるCan't stopも、続編となるEternalもこの『ロミオとジュリエット』の影響を受けて書かれ、やはり『狂愛三部作』でひとつの物語だった。zoppさんがどれだけ『ロミオとジュリエット』の世界観を取り入れたのかはわからないが、この事実も踏まえて一部解釈しなおしたCriminalまで7人の境遇をおさらいした後、Eternalの深読みをしていこう。

 

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小瀧くん

 Can't stopの主人公。『ロミオとジュリエット』におけるティボルト。お嬢様が好きだが、お嬢様の専任執事であるためどうしても許されない恋である。小さいころからいつも傍で恋心を抱きながらも大切に見守っていた。(※ティボルト要素を取り入れると、お嬢様のいとこ。執事の場合と関係性が違うだけで、小さいころから傍で見守ってきたことに変わりはない。それもありだと思うし、どちらの場合でも小瀧くんがとにかく切ない)。 “お嬢様には幸せになってもらいたい”の一心で照史くんの言いなりになったフリをし、自らの死を覚悟の上でお嬢様と駆け落ちを試みる。しかしCan't stopのアウトロで屋敷を抜け出した数時間後に重岡くんによって見つけられ殺されてしまう。続くCriminalの冒頭歌詞「火花」は小瀧くんの血の隠語だと思われる。この物語に登場する人物の中で、唯一自分の行動に後悔している人。

 

照史くん

ロミオとジュリエット』におけるパリス伯爵。Can't stopの歌詞に登場する「ヤツ」でお嬢様の婚約者であるが、お嬢様に好意を抱かれていないことは自覚している。人一倍、繊細かつ他人の感情に敏感。どんな方法を使ってでもお嬢様の気持ちを自分に向けさせようとするため、Can't stopでは小瀧くんを操った(小瀧くんに途中で気づかれたことにも気づいていた)。Criminalではお嬢様をさらった重岡くんを追いかけているが、彼らの元へたどり着いてすぐ銃で撃たれる(命に別状はない)。いちばんわかりやすい狂った愛の持ち主。

 

重岡くん

Criminalの主人公。『ロミオとジュリエット』におけるロミオ。お嬢様のことが好き。お嬢様との関係性は不明だが、両想いではなかったような気がしている。きっと平和主義だったはずなのに、お嬢様に恋心を抱くようになってから狂ってしまった。自分の腕を自ら切りつけて血を流し「君のためならなんだって出来るんだよ?」とお嬢様に言える人。圧倒的ホラー。圧倒的狂愛。お嬢様を連れて逃亡中のCriminalで「誰にも邪魔はさせない」と言っているおり、以前から重岡くんはタイミングを見計らってお嬢様を連れ出し、無理心中するつもりだったような気がしている。

  

神山くん濵田くん

第1弾の深読みではずっと登場しなかったが、『ロミオとジュリエット』の影響を受けていると知った瞬間Eternalのこの場面を思い浮かべ、ふたりが愛と死だと思った。

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もともと狂愛三部作で神山くんと濵田くんの立ち位置シンメ率が高めであるため、ふたりをセットとして考えており、Eternalで「You are my everything, so baby love me so」つまり「君は僕のすべてだよ、だから同じように君も僕を愛して」と歌う神山くんを『ロミオとジュリエット宝塚歌劇団版オリジナルとなる愛とし、濵田くんを『ロミオとジュリエット』における死とした。神山くんの愛、濵田くんの死を見たいというただの願望も含まれている(小声)。すると上記の画像では、死が愛の手を覆うように掴み、最期のときが近づいていることを暗示をしているように思えてくる。

 

流星くん

正直、流星くんはだれにも当てはまらないとわたしは思う。強いて言えば死であるが、それは濵田くんのほうがしっくりくる。でも死の要素は持ち合わせているため、

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Criminalの2番サビV字のフォーメーションはトップにいる愛(神山くん)の背後から迫る死(濵田くん・流星くん)の図に見えた。また、流星くんはEternal冒頭のコーラスで「This is the story of love…」と片手でハートを半分だけ作りながら歌っているため、きっとこの時点で結末を知っている(結末が見えている)のだと思う。というか、流星くんはずっと狂愛三部作の物語を俯瞰しており、最初から結末がわかっているような気がしている。

 

淳太くん
『狂愛三部作』の歌詞に登場する「君」、つまりお嬢様。しかし個人的には『ロミオとジュリエット』におけるジュリエットのイメージが一切なく、物語の黒幕だと思っている。この物語の鍵となる人物でもある。物語のいちばん最初の歌詞「Can't stop」とラスサビ前の「No one can stop me」を歌うのが淳太くんであることには何か意図を感じるし、お嬢様も最初から結末はわかっていたの?何を止められなかったの?何が止められなかったの?何のためにこんなことをしたの?結局何がしたかったの?と次々に疑問が浮かんでくるばかり。主人公目線のみで描写されているため、お嬢様の本当の感情は不明である。個人的には小瀧くんに惹かれていた気がしていたが、今となって正直よくわからない。

 

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Eternal

主人公は重岡くん。第1弾ではCriminalで死んだと思っていた重岡くんがEternalでも生きていたため、照史くんではないと判断した。ここが前回からの大きな変更点。Criminalの「Come on Come on…!」の直後、銃声のようにも聞き取れる音のタイミングで咄嗟に照史くんを撃ち、お嬢様の手首を掴んで逃げる重岡くんの姿が思い浮かんだ。そのまま車に乗って「最果ての街へと」たどり着いたところで、Eternalが始まるのだろう。2番に登場する「あいつら」は照史くんとその家来たちで、歌詞にもあるように「最後の戦い」が描かれている。

 

Eternalの重岡くんを見ていると、彼は孤独だったのかな?と思うときがあるのだが「君を愛せて 自分になれたよ」という歌詞は、その孤独から解放されたことも意味しているような気がしてくる。その上、Criminalでは「愛は止められない」だったのに、Eternalでは「愛が止められない 止めたくない」と重岡くんの願望まで表れてきており、僅か数時間のあいだに想いがどんどん大きくなっていることもがわかって切なくなってくる。愛と死、どちらの属性かと言われると、きっと重岡くんは愛属性。愛と死は紙一重のため、愛が過ぎて狂ってしまった故に死に侵されてきたが、本来は愛のひとなのだと思う。だから「どこにも君を行かせない」「輝く未来も涙も 全てくれないか」と、もはやホラーな思考のせいで「世界中敵になっても 君を守り抜く」も死属性の発言に見えてきてしまうが、これも重岡くんなりの精一杯の愛情だとしたら… きっと不器用なんだなぁ… となぜか感情移入してしまうから恐ろしい。でも、また逢えると信じて疑わないけど一旦はこれが最後だと思って震える天使(お嬢様)を強く抱いた重岡くんとか絶妙な切なさで最高じゃない…???

 

また、第1弾でも書いた上Twitterでも何度もつぶやいているが、やはり2番サビ「君は優しく微笑んで 静かにうなずいた」の意味をどうしても読み取ることができない。重岡くんの主観であるため、実際は怯えた表情で仕方なくうなずいたのに、重岡くんの瞳には優しく微笑んでいるように映った可能性もある。だからお嬢様はこのときどんな感情でいたのかがわからず、この歌詞の意味の取り方によって解釈の方向性が変わってくる。ただ、関係あるのかはわからないが「君は優しく微笑んで 静かにうなずいた」に対応する1番サビは「輝く未来も涙も 全てくれないか」であるため、死の要素が強い言葉なのかなと思ったりもする。

 

そしていちばん最後では7人が横並びで天に向かって手を伸ばし、そして手のひらを裏返しゆっくり手を下ろす振り付けがある(2016年3月2日放送の少クラでご確認ください)。

しかし映像化されたコンサートでのその場面では、重岡くんはゆっくりと・やさしく、だけど力強く手を握りしめ、何かを掴んだように見える。

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DVDに収録された公演だけ偶然やっていた可能性や、映されていないほかの6人も同じように手を握りしめていた可能性はあるため断言はできない。だが、わたしは重岡くんが意図的に何かを手に入れたことを示したような気がしてならない。何を手に入れたんだろう?お嬢様?と思い何度も繰り返し見ていたら、握りしめる前に一度ふわっと閉じた手が、今まで手のひらにあったものが失くなってしまったように見えてきた。幻想を手放したようにも見えてくる。どういうことなのだろう。お嬢様の死?ここまでの話すべてがただの夢で、夢から醒めただけ?考えれば考えるほどわからなくなる。

 

ただ、この直後に重岡くんは照史くんを殺したと思われる。

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少しわかりにくいが、特攻に合わせて照史くん(画像:右から3番目)だけが両手を横に広げ身体で十字架を作って、撃たれているように見える。ラッキィィィィィィィ7でわたしが入った4公演では毎回十字架を作っていたので意図的であると思う。また、『ロミオとジュリエット』に基づいてもパリス伯爵はロミオに殺されることになるため、重岡くんに殺された説が濃厚かなと思っている。

 

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これまでの2曲と最も違うとわたしが思うところは、立ち位置からの深読みがしやすいことである。去年の3月24日に初めてEternalを見たときから、立ち位置シンメの相手がほぼ固定だった印象があった。照史くん淳太くん、神山くん濵田くん、流星くん小瀧くん、そしてセンターの重岡くん。今改めて映像を見ると、照史くん淳太くんの立ち位置シンメ率が異常である。秒数を計測して割合を出してみたところ、Eternalでの照史くんと淳太くんの立ち位置シンメ率は驚異の80%だった(175秒/220秒)。箇所で言うと、イントロ・2番サビ後からラスサビ「愛が止められない 止めたくない」までのたった2箇所。何か意図があるとしか思えない。

 

では照史くんと淳太くんが立ち位置シンメでないときどうなっているのか。 その場合、照史くん:センターまたは小瀧くんと立ち位置シンメ、淳太くん:センターまたは重岡くんと立ち位置シンメ となっており、この場合はCan't stop、Criminalからの繋がりを感じずにはいられなかった。それに加え、照史くんと淳太くんが立ち位置シンメかつ隣同士になることは一度もない。唯一隣になるのは、照史くんが「Yeahーーーーー!」と叫ぶ前後の僅か15秒ほどで、そのとき照史くんの隣(正確には両斜め前)にいるのは重岡くんと淳太くん(お嬢様)。一体何があったのだろう。

 

そしてその照史くんの「Yeahーーーーー!」という叫び声、歌詞カードに載っていないのに叫びに込められた何かが大きすぎるように感じ、叫び声の示す意味がどうしても気になったため、zoppさんにお伺いしてみたところ「叫び声は僕の指示ではありません。きっとご本人の判断か、ディレクターの指示かと思います( ´ ▽ ` )」とお返事を頂いた。結局叫び声の意味はわからないままだが、ヒャーーーーーーー!!!!なんで叫んだの!!!!!!照史くんは物語のいちばん最後に死ぬじゃん!!!!!!!!!

 

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結局どういう内容の物語だったの?最後どうなったの?と聞かれれば、わたしにもわからない。ラッキィィィィィィィ7のEternalを元にすると、小瀧くんと照史くんが重岡くんに殺されてしまうことは確かだと思っているが、それ以外はわからないなりに深読みしているだけだ。やはり鍵となるのはお嬢様で、お嬢様の感情がわからない限りはこれ以上深読みできないと思った。zoppさんが「いつかスピンオフを作ります!気長に待っていてください!」と仰っていたので、お嬢様目線で描かれるといいなあ…と密かに願いつつ、その「いつか」を気長に待っていたい。ここまで歌詞の世界観に入り込んだ楽曲は初めてだったが、作詞することの凄さを感じたし、信じられないほど楽しかった。しかし頭を悩ませすぎて疲れてしまったため、今回をもって深読みは一旦休止しようと思う。

 

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ただのおたくによる酷い妄想でしたが、楽しみにしていてくださった方、最後まで読んでくださった方、わたしの深読みを好きだと言ってくださった方、本当にありがとうございました!楽しかった〜〜〜〜〜〜〜!!!

 

 

*2020年4月21日追記

3年間、狂愛三部作の深読みから意識的に離れ、冷静な思考を取り戻した上で改めて考えはじめたところ、Eternalの主人公はあきとくんだと思いました。第2弾(今作)ではなく、第1弾(前作)に書いた物語の流れが、現在の考えに近いと思っていただければ幸いです。

今後、わたしなりの深読み完結編として改めて記事を書いていきたいと考えています…。

星をめざして。

 

2014年1月8日、わたしは流星くんに堕ちました。あの2014年1月1日から7日後のことでした。

 

ジャニーズWESTの初のドーム公演、『24から感謝を届けます』を観たら、自分のなかで変わったことがあったから、2014年2月5日までと、2016年12月24、25日の自分の話をします。いつか振り返ったときのための備忘録みたいなものです。

 

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2008年4月、ドラマ『ごくせん』の第3シリーズで照史くんと淳太くんの存在を知りました。クラといっちー。懐かしいね。リアルタイムで見てたよ。このときB.A.D.と関西ジャニーズJr.の存在も知りました。でも、そこで深く入り込んだりはしませんでした。

 

2010年10月、照史くんが出演するからという理由でドラマ『流れ星』を見ました。ごくせん以降、照史くんのことを意識してなかったのに(ごめんね)、不思議な理由だなぁと思います。涼太が亡くなってしまう回、めちゃくちゃ泣いたよ。これまた懐かしいね。

 

2011年、なにかの動画を漁っていたとき、偶然BBVのBIG GAMEにたどり着きました。このひとたちヤバイって思いました(語彙力)。BOYSと、Veteranを知りました。はまだくんはこのときが初めましてでした。イントロで衣装のフードをかぶって歩くはまだくん、しぬほどかっこよくて。でも、意味わからないけれど、ここでもわたしは彼らに深く入り込みませんでした。

 

2012年、照史くんがドラマ『鍵のかかった部屋』にゲスト出演しました。当時はあらしさん一筋だったから、もちろん見てたよ。あ!照史くん!っていう親戚のお兄ちゃんにひさしぶりに会ったような気持ちになりました(伝わらない)。

 

2013年1月、ドラマ『信長のシェフ』で永瀬廉くんに出逢いました。初めましてでした。なにわ皇子もKin Kanもこのときが初めましてでした。れんくん、芋っこいお顔をしてるなぁ〜って思っていたら関西ジャニーズJr.で、照史くんたちとおなじだ!となりました。この年の7月頃、今度は大西流星くんがVS嵐に出演しました。なにわ皇子のちびっこかわいい子!でもハマると思っていなかったから、流星ちゃんのところをカットしてダビングしたのは後悔してるよ。。

 

そして、やっと。ほんとうにやっと。2013年9月14日(だったはず)のオーソレを偶然見ていて、しげおかさんに出逢いました。クイズをしてるとき勢い余って椅子からおっこちてたね(かわいい)。そのときの、初めてみたしげおかさんの笑顔に惹かれて「重岡大毅」と検索したのが懐かしいです。

 

この日が初めましてだったね、7WESTちゃん。逆に今までよく出逢わなかったなぁと思います。神山くん、流星くん、のぞむくんもこのときが初めましてでした。神山くんは"人をころしたことありそうだなぁ"っていう第一印象だったし(ほんとにごめんね)(初めて明かした)、流星くんも"あっこのひと苦手"っていう第一印象でした。それでも、しげおかさんの笑顔にがっつりこころを掴まれたわたしは、やっと関西ジャニーズJr.に興味を持ちました。ここまで長かったね。(そしてたくさんの別れがあったことも知りました)

 

当時からラジオが好きだったから、過去のも含めていろんなラジオを聴きました。少クラも見るようになりました。そうしていくうちに神山くんや流星くんの印象も変わっていきました。でもやっぱり、しげおかさんがいちばんでした。あらしさんを応援していたから、すぐにがっつりにはならなかったけれど、7WESTちゃんかわいいなあ、7WESTちゃんすきだなぁって思うようになって、このまましげおかさんのファンになるのかなぁとも思うようになっていたとき、あの日を迎えました。わたしは、発表された内容が正直よくわからなかったです。1月4、5日に行われたあけおめコンのレポは一切見ませんでした。見れませんでした。

 

そして1月8日。少クラでNEXT STAGEが放送されました。もともと大好きな曲でしたが、曲名ですら酷なものに感じました。なにがNEXT STAGEだよって。でも、いざ見てみると「道なき道をゆくよ」のしげおかさんが9月から見てきたなかでいちばんすきでした。状況からして信じられないけど、このままわたしはしげおかさんのファンになるんだろうと思うほどでした。でも、それだけでは終わらなくて「この手で掴み」で抜かれた流星くんを見たとき、今までになかった感情を抱きました。感覚的には一目惚れみたいなもので、その次に「そう it's just the way」で抜かれた流星くんに一瞬で堕ちました。

 

流星くんに堕ちたとき、すきという気持ちはもちろんありました。でも、正直、なんで今なんだろうと思いました。今じゃなかったと思いました。流星くんに「堕ちた」ではなく「堕ちてしまった」とも思いました。そう思ってしまったことがイヤでした。流星くんは何もわるくないのに。その上わたしは何もできませんでした。流星くんに堕ちてしまったものの、これから自分が何をどうすればいいのかわかりませんでした。このままもっと流星くんをすきになっていいのかな、と思ってしまった自分がいました。

 

2014年2月5日、『なにわ侍 ハローTOKYO!!』の初日。7人でデビューすることが発表されました。舞台が幕間になるまえの19時ちょうど、メディア各社が一斉解禁しました。帰宅途中の電車のなかで泣いたことを今もはっきりと覚えています。わたしはうれしかったです。

 

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あれから3年が経とうとしている2016年12月24、25日。ジャニーズWESTが初のドーム公演を行いました。ずっと夢みていたドームでのコンサートが、デビューから2年8ヶ月後に現実となりました。24日の最初の挨拶で「僕たちの夢へようこそ!」と言ってくれたはまだくん。ほんとうに夢だったね、でも、すっごく現実だったね。メンステの白い幕が降りて、ええじゃないかのポーズを構えて登場した7人の姿は、この先ずっと忘れないよ。

 

コンサート序盤に流れはじめたVTR。ハルカスの屋上でええじゃないかを歌う姿と、巻き戻されていく時計の針。もしかしたら、と思ったら、そのもしかしたらで、ジュニア時代の映像が流れはじめて、VTRが終わるとB.A.D.がメンステで『アメフリ→レインボウ』を歌いはじめました。泣きました。そのあと、はまだくんがB.A.D.をバックに『STAY GOLD』をメンステ→センステへと移動して歌いました。もっと泣きました。何の涙かわからなかったけれど。

 

そして。生で見るのは初めましての7WESTちゃん。ずっと会ってみたかった7WESTちゃん。やっと会うことができました。アリーナ席だったからわたしが初めて見た7WESTちゃんは、バクステにいる4人の後ろ姿だったけれど、写真で見たことのあるオレンジの衣装を身に纏って。溢れる涙でぼやける視界をどうにか拭って、4人をただただ見つめていました。最後、神山くんがよくやっていた大砲を撃つのを4人がセンステでとってもいい表情をして撃っていた姿にほんとうに胸がいっぱいでした。

 

『Dial up』が終わって深呼吸しようと思った途端にはじまった『NEXT STAGE』。一度でいいから会いたいと願っていたけれど、もうこの曲には会えないと思っていたから、膝から崩れおちて声を出して泣いてしまいました。流星くんに堕ちてから、生で初めて見るNEXT STAGE。でもきっとこの曲を歌って踊る姿を見られるのはこのドーム公演が最後なんだろうなぁと思って、何とか立ち上がって流星くんだけを見つめていました。

奇跡なんかいらない この手で掴みとるだけさ

24日、このフレーズでカメラに抜かれていたのは流星くんだったね。3年前のいろんな出来事が一気に蘇りました。あのときの感情も、ぜんぶ。45000人ものファンで埋め尽くされた京セラドームでそう歌う7人が強かったし、これこそがNEXT STAGEで、やっぱりこれがきっと最後なのだろうと思いました。「Everyday, Everynight, そう」で抜かれたのも流星くんでした。「it's just the way」では引きの画になったけれど、流星くん(とこたじゅんだったかな?)も映っていました。ここだね、って。過去の自分といっしょに観ているような気がしました。初めましてと、ありがとうと、バイバイとを自分のなかで伝えました。

 

わたしは、自分の過去が好きではないこともあって、だれかの過去を進んで知ろうとしません。知ったとしても当時に戻ってその姿を自分の目で見られるわけではないから、それなら今を存分に応援したい・愛を送りたいと思っています。だから流星くんのことも、ずっとそのときの"今"をわたしなりに全力で応援してきました。でも、ずーっとこころの奥で引っかかっていた、流星くんに堕ちたあの日から7人でデビュー発表までの約1ヶ月の気持ち。あんな風に思ってしまったことが、ほんとうに申し訳なくて。流星くんをすきにならなければよかったと思ったことはあの日から一度もないけれど、ずっとごめんねって思っていました。

 

わたしが流星くんやジャニーズWESTを通じて仲良くなった方は、ジュニア時代からファンの方が多くて、わたしももっと早くにと思うこともありました。でも早くから応援した分苦しい思いや悲しい別れも経験されていて、1月1日の発表はわたしなんかよりもずっともっと苦しくてしんどくて。だからそんな風に思っちゃいけないと思ったし、前半で書いたようにあれだけ何度も関西にハマるきっかけはあったのに結局2013年9月だったし、直前までしげおかさんのファンになるんだろうって思っていたから、きっとこれが運命だったんだって思っています。そして24日にジュニア時代メドレーを見たわたしは、なんだかすべてが消化された気がしました。何かがストンと胸におちて、前に進めた気がしました。

 

25日2部の最後の挨拶で流星くんが泣きました。わたしは生で見ていないけれど。ずっと演技以外のお仕事で泣いたことがなかった流星くんが泣く日が来たら、できることならその場にいっしょにいたいと思っていました。それは叶わなかったし、流星くんの涙に込められた想いは流星くんにしかわからないけれど、流星くんが初めて見せる涙の理由が"今がしあわせ"だったことは、ほんとうにしあわせです。

 

でも、「こんな機会二度とないので言いますけど、」と話しはじめた最後の挨拶の言葉を見て、いちばんに前を向いてデビューを諦めなかった流星くんも、デビュー以降もずっとずっとあの一件から戦っていたんだと思いました。そうしたら、尚更あのとき「なんで今なんだろう」なんて思ってしまった自分がイヤになりました。なにもできなかった自分がイヤになりました。でもね、そのあと流星くん「僕の人生、ハッピーですよ!」と笑顔で言ったらしいんです。とってもすっきりした表情で。その場にいたわけではないのに、それを聞いたときすべてを許してもらえた気がしました。ものすごく勝手に都合よく受け取っていることはわかっているけれど、それでも流星くんに「もういいよ」と言ってもらえた気がしました。こころの奥のほうでずっと絡まったままだった糸が、すべて解けて無くなったようで。今はもう、ふっかふかのベッドにダイブして、とってもあたたかくて心地のよいしあわせな毛布に包まれているような感覚です。

 

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もし、あのまま4人でデビューしていたらどうなっていたんだろうね。ふと、こう思ってしまうことが過去に何度かあったけれど、今のように流星くんを応援している未来は想像できませんでした。諦めかけても、最後までデビューを諦めず、7人でデビューしてくれてありがとう。ほんとうにありがとう。

 

流星くん、あの日からずっとつないでくれてありがとう。もっと、もっと、すきにさせてくれてありがとう。わたしのこころはあの日から流星くんに掴まれたままです

 

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ジャニーズWESTの初のドーム公演は、今まででいちばん楽しくて泣いてしあわせでほんっとうに最高!!!!!!!のコンサートでした。この先ずっと、毎年12月24日になると、わたしは2016年12月24日のことを思い出すのだと思います。とっても素敵な時間を、空間を、やさしさを、愛をありがとう。ほんとうにありがとう。

 

いつまでも、ありがとう。

 

 

 

ふたりの記念日。

 

重岡大毅くん 藤井流星くん

入所10周年おめでとうございます!!!!!!!!!!

 

今日はアイドルの "重岡大毅" と "藤井流星" が生まれた大切な大切な日。第2のお誕生日のような、本当に大切な記念日だね。ふたりがアイドルじゃなかったら、きっと出会うことも好きになることもなかったから、本当に感謝しています。アイドルという道を選び、歩み続けてくれてありがとう。「この道を選んだことに後悔はない」とふたりが顔を見合わせて言ってくれたことが本当にうれしいです。

 

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この大切な記念日になにかを残しておきたいと思ってひさしぶりにブログを開きました。なにを書こうかと考えたところ、思いつくのはふたりのすきなところばかりだったので、偏見に偏見を重ねた見方ばかりだけど、それを書こうと思います。(※1 だれかに読んでもらいたい気持ちがあるにも関わらず、簡潔にまとめることをしなかった自己満ブログなので、この先かなり長いです)(※2 これから書く多くはTwitterでつぶやいたことのある内容になるかと思います)

 

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同期なふたり

デビュー時にしげおかさんが流星くんのことを「飾らない相手」と言い、流星くんはしげおかさんのことを「頼れる同期」と言った。極端なことを言えば、きっとこれがしげりゅせちゃんの関係性のすべてで、ふたりが同期じゃなかったら関係性はまったく違っていたんだろうなあと思う。

 

ふたりの出会いはちょうど10年前だけど、感覚的にはおなじユニットになった頃なのか「俺らは16、17歳のときに出会ってるから」としげおかさんは言うし、流星くんも「初対面の印象は特にない」と言う。でも、しげおかさんは「たくさん研修生がいたなかで、りゅうせい、俺にメールアドレスを聞いてくれたんすよ。いっちばん最初に俺に」「それからぜんっぜんメールなかった。俺携帯握りしめて待ってたのに!」「2年は根に持ってたからな!」と2016年になった今でも当時のことを話してる。今もちょっぴり根に持ってるでしょ?と思ったりもするけど(笑)、それだけ嬉しかったことなのだと思うと目の溝みたいなところが熱くなってくるよ…「いっちばん最初に俺に」とわざわざ言うのも嬉しさの表れだよね(泣)。それに流星くんも流星くんで、なんでいちばん最初に声をかけたのがしげおかさんだったんだろう。 なんとなくだったのかもしれないけれど、運命だと思ってしまう……。

 

と、書いていたら昨日発売のWINKUP11月号の対談でこのことについて話していました。

「俺と初めて会ったころ、覚えてる?俺は覚えとるよ。メアド聞きかれたから教えてあげたのに、いっこうにメールは送ってこうへんかった!」

「ずっとそれ言うとるけど、交換してないから。」

「いや、したから!ひどっ!こいつひどいヤツやな!」

「え、いつ?」

「はっきり覚えとるよ。松竹座の稽古場や!そこで流星が初めて稽古場に来て、会って。その日の帰り、階段のところで流星から "メアド教えて" って言われたんよ。ほんで俺、一発目やと思うやんか。このレッスン場の中で、俺に初めて聞いた…俺と一番に仲良くなりたいんやな…と。かわいいやっちゃなぁ。わかった、教えたるわ…と。」

あんたがいちばんかわいいわ(我慢できない心の声)

「ふんふん…で?」

「聞くだけ聞いて、メールいっさい送ってこなかった(笑)」

「ほんまにそやったっけ?そんときなりフィーリングで聞いたんやろな。」

「はっきり覚えとるよ」と本当に細々と当時のことを話すしげおかさんと、最後まで「ほんまにそやったっけ?」と言う流星くん。こういうところも対照的なふたりがとってもすきだし、しげおかさん本当に嬉しかったんだろうなあ…ってやっぱり目の溝みたいなところが熱くなった。そして流星くんはこのことずっと言うてる認識してるのかわいいし、おもしろい。

 

 

 互いを尊敬しているふたり

「しげのスゴイところはつねに笑顔でいられること。それって周りの人のことも笑顔にできてることやと思うから尊敬してる。俺って自他共に認めるマイペース人間やからそれができへん。」

「あ、ありがとう。そう言ってくれるけど自分ではそう思わんねん。俺は気にしいでネガティブやから、人の意見を聞いてるうちにパンク状態になってまうことも多いで。そんなときはきっと笑顔ではない気がする。」

「ずっといっしょにいるからそういうしげも知ってるけど、それを出さないようにちゃんとコントロールできてるし、しようとしてるからええと思う。」

「俺がそうやって気にしすぎる性格やから、流星のマイペースがうらやましくもある。どんなことがあっても自分のペースを崩さずにいられるし、自分の考えをちゃんと持ってるのはいいことやから。」

「そう見えるやろ。実はそんなん持ってへんし、考えてないで。」

「あれ?意外とそんなもんなんやろうな。でも人にそう見られてる姿も間違いではないって思う。」

大好きな対談での言葉。お互いがお互いを尊敬し、認め合っているところがだいすきです。

 

熱いものを持っていて、意見が合わなくてぶつかり合ったこともあったというふたり。コンサートのステージ構成でつかみ合うくらいの言い合いをしたエピソードもすきです。神山くんがあいだに入って止めたけれど、「全然覚えてない」と声をそろえて言ってたふたりが、なんだかとってもらしい気もする。WINKUP11月号の対談ではそのことについてや、大倉くんに間に入ってもらったこともあったことや、そのときは流星くんの意見が通ったことをはじめ、デビュー発表時のことなど、初めて明かされる当時のエピソードも語られていて、ほんとうにとっても濃くて素敵な対談だったのでWINKUP1月号ぜひ書店で手に取ってみてください。お互いのメンバーカラーを意識したニットを着た笑顔のしげりゅせちゃんが目印です(ちゃっかり宣伝)。でも、その流星くんの意見が通った話でこんなくだりが。

「俺、それでよかったと思ってる。選曲とかがよくて、いいライブになった思い出があるもん。」

「ほんまに!?俺の名前書いたわら人形に、クギとか打ちこまへんかった?(笑)」

「4体くらいはやったけど(笑)」

「そういえば最近、ノドの調子が…」

「ようやく効いてきたか(笑)」

天才か(全力で褒めてる)

 

 

信頼し合うふたり

同じグループだから、信頼し合うのは当たり前のことかもしれないけれど、信頼し合っているふたりがとてもすきです。ツイッターでもつぶやいたけれど、台風nでしげおかさんの肩を持って引っ張って、センターに立たせた流星くんの話は後世に語り継ぎたいほどすき。わたしがここまでしげりゅせちゃんの沼にハマった理由のひとつです。流星くんが「しげはここにいて」と言っているようで、胸が熱くなってくるよ。逆に、流星くんが月9に出演するとなり、メッセージを求められたしげおかさんが「流星はキメるときはキメる男なんで。正直心配はしてないです。」と言ってくれたことも、本当にうれしかった。

 

また、わたしが後世に語り継ぎたいしげりゅせちゃんのひとつ、リトラで激辛麻婆豆腐を「いやや!いやや!」と顔を歪ませて拒絶するしげおかさんに無理やり食べさせて爆笑する鬼のような流星くんの構図が生放送でできあがったのも、ある意味ふたりの信頼関係から生まれた場面だったと思うし、あの場面で無理やり食べさせられるのはきっと流星くんだけだったと思う。しげおかさんはかわいそうだけど流星くんの手首を掴むのはズルい… あの瞬間受け入れた!って思ったよね… 同期ってすばらしい。

 

 

気が合うふたり

しげおかさんと流星くんは、ジャニーズ事務所に入所していなかったらどこかで出会うことはなさそうだし、出会ったとしても仲良くならなそうだなあと思うけれど、今世で同期として出会ったふたりは似ていないところはとことん似ていなくて正反対だけど、似ている部分も多く、なんやかんや一緒にいたりするから、波長が合うのかなあと思ったりする。

 

はじめてのドラマ出演を1人で見るのはイヤだからとしげおかさん家で一緒に観たり、駅前のスーパー銭湯に一緒に行ったり、一緒に整体に行ったり、流星くんのおばあちゃん家に泊まりに行ったり、しげおかさんがBBJに出演することが決定したときはふたりで王将でご飯食べてたり(そしてそのお祝いにいつもは頼まない杏仁豆腐を注文して乾杯した)、かわいいエピソードいくらでも出てくる……

 

流星くんは「しげとはカラオケで選ぶ曲が似てる!」と言ってたり、一緒にカラオケに行ったときはふたりでKinKi Kidsの「雨のMelody」を歌ったり、このあいだもラジオで流星くんが湘南乃風の「瞹歌」をよく歌うと言ったら、「それ流星歌ってるの聞いたことあるー!」って。しげりゅせちゃんよきかな。

 

しげおかさんは「映画の好きなジャンルが似てる!お互いサスペンス系が好きなんですよね。」と言う。でも「流星と映画『僕と妻の1778の物語』を見た。まわりはカップルばっかりで、なんと気まずい…。ふたりでペアのポップコーン食べたんや。流星はツンデレやから、最初は「なんでペアやねん!」とか言うてたけど、嬉しそうに注文してた(笑)。でもなー、トレーはオレの膝の上に乗せやがったわ。映画はめっちゃ感動して泣きそうになったよ。」って恋愛映画をふたりで観に行ったりもするし、「映画鑑賞中、俺を驚かせるため目薬を仕込んで泣いたフリしてた。」って意味がわからない(褒めてる)。今年はしげおかさんが出演する映画『溺れるナイフ』の試写会に一緒に行って、しげおかさん演じる大友の想いが溢れた切ないシーンでは、流星くんは両膝をあげてのけぞって「うああああ…」となった流星くんの姿を見て手で顔を隠すしげおかさんよ…(頭抱)(ジャニーズWESTのFC動画では流星くんと一緒に観に行ったことを自慢げにメンバーに話していたね )

 

そして映画鑑賞後にはカフェに行ったふたり。
「カフェで映画の感想を話して。」

「流星がトイレ行った隙に、流星が買ったパンを一口かじったらめっちゃイヤそうな顔しよってん(笑)。」

「俺が『かじってるやん!?」って言ったら『店員さんが味見したいって言ってん』とか、しょーもない言い訳するからやろ。」

「キャハハハ!」

「それで通用すると思ったん?」

「思った!(満面の笑み)」

 ずっとそのままのふたりでいてね(涙)

 

 

幼くなるふたり

流星くんはしげおかさんといるときがいちばん子どもっぽくなるし、しげおかさんも流星くんといるときがいちばん子どもっぽくなる。淳太くんとかにひとりで絡む姿はガキンチョだけど、流星くんと一緒のときはふたりしていつかの幼き日に戻っているように見える。はじまりの日に出会ったからなのかわからないけど、お互いが幼い子どものような気持ちで純粋に楽しんでいるところとかを見ると、とってもほっこりする。本人たちはとっても騒がしいけれど(笑)。3タックNo.1のロケで食べに行ったガレットが、異色な組み合わせだったけれど美味しくて「あうあう〜!」と叫んだしげおかさんと顔を見合わせて笑う流星くんの雰囲気はまさにそれだと思うし、ラジオで10回ゲームをあそこまで「あははははww」「ぎゃははははww」と爆笑して盛り上がって楽しめるのもしげりゅせちゃんだからこそだと思ってる。

 

 

兄弟なふたり

幼くなるふたりの延長線で、実年齢ではしげおかさんのほうが1歳年上だから、だいき兄ちゃんと弟りゅうせいに見えることもある。基本的に兄弟っぽいときはだいき兄ちゃんが見守ってて、弟りゅうせいが自由にしていてかわいい。でも、実際の家族構成ではしげおかさんは弟で流星くんはお兄ちゃんだから立場が逆転して、はちゃめちゃ元気なだいき兄ちゃんと、落ち着いてる弟りゅうせいのときもあっておもしろいし、兄弟を通り越してかわいい双子っぽいときまである。総じてかわいい。

 

デビュー会見のときに、順番的に流星くんが挨拶する番なのに黙っていて、「あっ俺か」ってなったとき、「りゅうせぇぇぇ!いけぇぇぇぇぇぇ!!!」なだいき兄ちゃんがすきだし、そんな流星くんが「デビューを機に天然卒業したいと思うので、みなさん乞うご期待」って言ったらめちゃくちゃ笑ってくれるだいき兄ちゃんがすきだし、1st アルバム発売記念イベントでメンステに集合ってなったとき、「りゅうせい来い!りゅうせい来い!りゅうせい来い!ほらぁ行くぞ!」なだいき兄ちゃんと、「行ってる行ってる行ってる!」な弟りゅうせいもだいすき。めちゃくちゃかわいい。

 

流星くんのセンスを信頼してるしげおかさんは、服がダサいと言われつづけ、流星くんと電話したときに「俺ってそんなセンスない?」と聞いたり、「ちょいちょい流星のマネしてます(笑)服とかアクセサリーのセンスいいんでね。『これええやん!買ったら?』って言ってくれて、そういうときはとりあえず『まぁまぁ、考えとくわ』って気の無い返事をしておいて、流星と別れた瞬間、買います(笑)そこは一応、年上としてのプライドがあるんでね(笑)」と発言したり「しげが僕の服装をようマネしてくるんやけど、それがひどくなってきててほんま困る!おなじお店で買った形が一緒のトレーナー着て並んだら双子みたいやん!」と流星くんに言われたり。お揃いのはさすがに買えないけど形が一緒のを買うだいき兄ちゃんかわいいかよ… 双子みたいに見られたくない流星くんもかわいい…

 

バリハピのMV撮影で沖縄へ行ったときも、あまりにも日焼けを気にしていたしげおかさんに流星くんが「あの帽子買ったら?」と水陸両用のおばはん帽をふざけて勧めたところ、本当にそれを買って被っただいき兄ちゃんかわいすぎない??スタッフのなかに知らんおばはんが紛れ込んでるぞ!って現場をざわざわさせたのも、流星くん自身も「まさか買うとは思わんかった(笑)」って言ってるのもおもしろすぎるし、愛らしくて涙出てくるわ……

 

ほかにも流星くんが運転する車に乗ったことのある兄組が、流星くんは車の運転がヘタだって話しているのをひと通り聞いて「りゅうせいも緊張してたんちゃう?」って言ってくれるとってもやさしいだいき兄ちゃんとか、でもそれを知って「りゅうせいが運転ヘタなんは俺知ってんねやんかあ」って言うところとか、風磨くんも流星くんが運転する車に乗ったことを知って「いいなぁ……」とぽつりと言うちょっぴり不器用(?)なだいき兄ちゃんとか、「ホバーボード連れてってもらおかな」って言いながら流星くんに視線で訴えかけて、流星くんが「あっ俺に?」ってなるところとか、もうだいき兄ちゃんが愛おしすぎて困るよーーーーーーー!!!

 

最近のだと、ツイッターでも何度も言っている7月17日もぎ関の『藤井流星は本当クールでかっこいいのかを検証するコーナー』のしげおかさんが、もうめちゃくちゃだいき兄ちゃんしてるし、弟りゅうせいはめちゃくちゃ自由。好きな女性のメイクが崩れてパンダ目になっていたとき、言う?言わない?言うなら何という?というお題で、クールではない普通の流星くんなら「パンダみたいなってるって言うww」って言ったときものすごい勢いで爆笑したあとの「言うねんなあ?」は言い方がやさしすぎるただのお兄ちゃんだし、クールスイッチを入れた流星くんが記者さんにインタビューされてる体で「質問何でしたっけ?」って言い出したら、「おっとぉ??…あっあっ…あっはじめまして。クールな藤井さんですか?」ってすぐに察して記者さんになりきってくれるところもお兄ちゃんだし、って言い出したら文字数が大変なことになるから割愛するけれど(すでに文字数やばい)、とりあえず某動画サイトに音源あがっているからイヤホンで聴いてね!もうずーっとだいき兄ちゃん笑ってくれてるから!!「鏡見てみ?」にめっちゃツボるだいき兄ちゃん超かわいいから!!!必死に声我慢して笑ってるけど漏れてるから!!!マスカラを指で拭っても広がるだけでなかなか取れないこと知ってるしげおかさんヤバイけど!!!(墓)終始かわいいから聴いたことがあるひとも是非もう一度聴いてみてください♡♡♡(圧)

 

そしてふたりは同じ夏生まれ。8月18日生まれの流星くんは、8月26日生まれのしげおかさんよりも8日はやく誕生日を迎えるから、毎年たった8日間だけ同い年になるから、その8日間を尊い。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。と過ごしてきました。そんななかで、今年の夏、ふたりで出演したラジオで流星くんもうすぐお誕生日じゃん!という話になったとき、突然しげおかさんがこんなことを話しはじめた。

「そうやん、で、俺このね、にじゅーー僕も今23なんですよ、で8月の26で24になるんすけど、18で流星23になるから、つかの間の、おなじ…なんて言うん」

「あ、同い年ね」

「同い年、ちょっと好きなんですよね。なんかどこか、俺ひとつ上なんやっていうところがあったけど」

「つかの間のね」

「えっと、2週間くらいか」

「2週間くらい」

「あっ2週間もないわ1週間か……8日間や、8日間」

「8日間」

(号泣)

まさかしげおかさんがこんな風に思っていたとは誰も思わなかったよね???(泣)同期だけど、実年齢では自分のがひとつ上だから、やっぱりお兄ちゃんしようと思っていたところがあったのかもしれないし、たった8日間だけ、同期で、しかも同い年になれるのは、少し肩の荷を降ろして流星くんと半分こできるような感覚なのかなあ、なんて思ったり。間違いなく、現時点で今年のしげとりゅうせいのエピソードのなかでこれがいちばん泣く案件だよ…… そしてこのやりとりの後半、流星くんがしげおかさんの言った言葉を繰り返し言ってるだけなのも圧倒的弟感…… これだからすきだ……

 

 

ジャニーズWESTのふたり

メンバーのために注意やアドバイスをすることもあった?の質問にほかのメンバーがYESと答えるなか、NOと答えたしげおかさんと流星くん。

「みんな、ちゃんと自分のやるべきことをわかってるから、特に俺がどうこう言うこともないしな。」

「やるべきことはみんなわかってるし、語り過ぎる必要はないと思う。」

その理由がおなじであることも、ふたりの強み。

 

もうすぐデビュー2周年のときの対談

「しげは今後どうしたい?」

「これからも、焦らずじっくりじゃないかなって俺は思うで。毎日目の前のことをがんばってれば、チャンスはくるっていうか。」

「着実にひとつずつ経験させてもらって、一気に3段ステップアップ!じゃなく、ちゃんと順を追ってな。」

「いけるぞ!って思ったら、ガーンと10段飛ばしで行ったらええねんな。」

「そのときまでは、個々に経験積んで力をたくわえて、出すべきときに出す!」

「そう!」

 

こんな風に話すしげりゅせちゃんにわたしは絶対的な信頼を寄せているので、この先なにがあっても大丈夫だって、エゴでしかないけれどそう思っています。最後まで7人にこだわり続けたひとと、最後まで諦めなかったひとでもあるから。繋いでくれたふたりでもあるから。

 

そして流星くんは明日10月9日が初回放送の『レンタル救世主』に2番手で出演するし、しげおかさんは11月5日公開の映画『溺れるナイフ』に出演し、すでに試写を見られた方々から絶賛されているし、WINKUP11月号の表紙を飾ったふたりの勢いはまだまだ止まらないよ!というかこれがきっかけで、また新しい波にこれからどんどん乗っていくのだろう。そしてまたグループに還元していくのだろう。そんなふたりがかっこよくて仕方ないし誇らしいよ。

 

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○○なふたり、として書き進めてきたけれど、どんなふたりも、元をたどると同期に帰属するから、やっぱりふたりはいい意味で同期でしかないんだろうなあと思います。

 

ふたりでのロケが楽しいってふたりして言葉にしてくれるところも、互いが互いの笑顔をだいすきなところも、たまにカップルっぽくなるところも、「おまえ」ってラジオで構わず言い合うところも、どっちがお便りを読むかでケンカしちゃうところも、流星くんのことを「りゅうせい」ってめちゃくちゃひらがなで呼ぶしげおかさんも、しげおかさんのことを「しげ」って絶対ひらがなで呼ぶ流星くんも。ここに書き足らないことも含めてぜんぶぜんぶかわいくて、愛らしくてだいすきです。

 

パリピポのお手紙コーナーで「流星は極度の腰パンやからラインダンスで腰に手を回したとき、お尻を触ってしまうことがある。流星のお尻、やわらかかったなあ。こんな瞬間がいつまでも続くといいなあ♡」と流星くんにお手紙を書いたしげおかさん。お尻を触っちゃったとき、流星くんを見たらバチッと目が合っちゃって「流星も10年後にはここにお肉がついてるんやろなあ」って。とっても平和なしげりゅせちゃん。いつまでも、とか、10年後、とか、そんな言葉が出てくるだけでも嬉しくて。おなじ日に入所して、おなじグループでデビューして、これからも一緒のふたり。この偶然に、この運命に、出会えたわたしはとってもしあわせです。

 

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改めて、入所10周年、本当におめでとう。今日から11年目を歩みはじめるふたりの背中を、これからも追いかけさせてください。

 

「いまがいちばん幸せ」と言ってくれてありがとう。これから先も、ふたりにとって幸せだと思える日々が続きますように。ずっと、笑っていてね。

 

11年目のふたりに幸あれ!

 

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2016.10.08 

いつか色褪せてく記憶を。

ジャニーズWEST LIVE TOUR 2016『ラッキィィィィィィィ7』大阪公演 3月25日のお話。流星くんがコンサート中のゲーム(ローリングバー)で落っこちてからの自分の感情などを残しておくためにツイッターにつぶやこうとしたけれど、長くなるからこっちに書きます。ただの自分のための自分の記憶と感情の記録です。

 
 
 
3月25日 1部(11:00〜)
1回目を失敗してしまい、2回目の挑戦がはじまってから流星くんがジャンプした足が棒に引っかかって派手に落ちてしまったのは割とすぐだった気がします。どきっとした。こわかった。わたしの周りに座っていた方々からも「えっ流星くん大丈夫?」「流星くん今のやばくない?」などという声が聞こえてきました。流星くんはボーッと一点を見つめていて、首や足首を痛めたんじゃないか…って不安な気持ちは大きくなるばかりで。
 
顔は見えなかったけれどうしろにいたジュニア(レポで古謝くんだと知りました)が流星くんにこそこそと何かを伝えはじめました。何かと思えば、そのあとすぐに流星くんは淳太くんと小声でお話したらはけていきました。とってもこわかった。淳太くんも流星くんがはけたあとすぐにスタッフさんへ事を伝えていたけれど、不安そうな表情に見えました。罰ゲーム前のことでした。
 
罰ゲームを終えて、上手・下手に分かれて着替えはじめるとき、罰ゲームに時間を取ったから戻ってくるかなって思っていたけれど、流星くんは戻ってこなかった。何も情報がなくて、もうどうしようっていろんなことを考えた。
 
着替え中には重岡くんが「流星みたいな落ち方したら危ないからな」と言っていて、そのあと誰かが「大丈夫なん?」と聞いていたけど、淳太くんが「大丈夫、大丈夫」と言っていたから、その言葉を信じるしかなかったです。着替えを終えたあとにも、照史くんが重岡くんに耳打ちのような感じでマイクを外して何かを伝えていました。重岡くんがとっても真剣な表情で耳を傾けていたからこわかったけれど、すぐにやわらかい表情になっていて、その表情を見たとき心を締め付けていた紐がほんの少しだけゆるくなった気がします。
 
客席には何も伝えることなく元気ソングメドレー(でタイトル合ってるっけ?)がはじまって、それからの時間はとっても長く感じた。アリーナ席だったから、スタンド席とは違ってステージ全体を見渡すことはできず、メンバーの人数をキョロキョロして数えては「6人しかいない…流星くんはいつ戻ってくるかな、流星くん大丈夫なのかな、流星くん戻ってくるよね…?そのとき流星くんどこから出てくるかな」って考えがぐるぐるしていて、本当にしんどかった。でも流星くんのほうがもっともっとしんどいはずだからって。ただただ流星くんの無事を祈るのみでした。
 
メドレーだから1曲1曲が短いけれど、流星くんはなかなか戻ってこなくて、どこを見ていればいいかわからなくて、本来なら流星くんがいるはずの場所を見ていた。そこに流星くんの姿がないだけでこんな気持ちになるんだって思った。わたしの前の席も流星くんファンのひとで、そのひとは座り込んじゃって、気持ちはわかる…ってなってた。
 
アカンLOVEがはじまる前、浪速一等賞のアウトロでセンステ横の階段から流星くんが戻ってきた。「あぁ流星くんよかった……」と、そこからわたしは号泣してしまった。流星くん、衣装には着替えていたけれどイヤモニはしていなくて、ヘッドマイクとイヤモニが絡まっていたためイヤモニを付けられなくて、アカンLOVEがはじまってからもずっとそれを解こうとしていました。
 
泣いていたからそのあたりの記憶は確かではないけれど、実はどこかが痛いのを我慢しているような表情とかは見受けられなくて、大丈夫なのかな…?と思った。アリーナトロッコで近くへ来たときも、かわいい笑顔で手を振っていたから。でも無理しているんだったらどうしようとも思った。
 
MCがはじまってすぐ、小瀧くんに耳打ちされたと思えばステージ裏へ行ってしまった。もうどうしようって頭が真っ白になった。ステージ上に6人しかいない景色が苦しくて仕方なかった。あの時間もとっても長くてしんどかった。MCを聞いて笑って心を落ち着かせようとも思ってみたけれど、少しも落ち着かなかった。
 
MCの途中で流星くんが戻ってくることはなく、淳太くん照史くん小瀧くんが着替えに行ってしまった。戻ってくるならこの3人と一緒に戻ってくるかなと思って、流星くん戻ってきて…無事であって……と願っていたけれど、結局その3人とは一緒に戻ってこなくてもうダメなのかと思った。
 
でも着替え後半組の濵田くん重岡くん神山くんと一緒に流星くんも戻ってきた。あぁよかった、が気持ちのままです。次は新曲披露だけど、わたしは足を痛めてしまったと思っていたから、新曲踊れるの???とまた不安になった。無理はしないでって思った。
 
でもいざ逆転Winnerがはじまると、前日と変わらずガシガシ踊っていた。間奏で踊っているとき、ほんとうに楽しそうでやわらかい笑顔をしていました。あっ流星くんだって思った。ちゃんと流星くんがいた。それまでこころの中を渦巻いていた感情がほとんど消えていった。流星くんがいたから。
 
わたしの主観でしかないけれど、それからの流星くんは前日よりも輝いて見えた。いつもよりもしゃかりきに思えた。(顔の怪我だったと知ったのは公演終了後だったので)あとはTAMERのポップアップさえやればもう大丈夫だって安心できると思った。
 
ポップアップやった!!!!!!あぁもう大丈夫なんだ、きっと。あーーーーーよかった。ほんとによかった。流星くんが無事でよかった。とわたしはもう大丈夫と思って、こころが解放されたようでした。ほんとうによかったよーーー!!!
 
本編のラスト、照史くんが挨拶し終わってメンステのステージが下がって7人がはけるとき、メンバーが「ありがとう〜!」「バイバイ〜!」などと手を振っている中、流星くんは「ありがとうございました!!!」と深く頭を下げていました。途中ステージ上にいなかったことや怪我のことには一切触れなかったけれど、わたしはその姿に胸がいっぱいになりました。そのときの気持ちを言葉にできないけれど、ありがとう、ありがとうって思いました。
 
 
 
3月25日 2部(15:00〜)
すべり台から登場するまでは、緊張していました。これで流星くんが登場したらもう大丈夫って。
 
すると、いつも通り左から3番目のすべり台から、かわいい流星くんが滑り落ちてきた!!なんだか顔が濃い!!傷を隠すためにファンデーションを濃くしたのかな??って思ったけれど、流星くんが元気そうで本当によかった!!!
 
2部のローリングバーは緊張した。見ているだけのわたしがこわいから、流星くんはもっとこわいのでは…と思っていたら、1回目の挑戦で動く棒に押し倒される形ですぐに落ちてしまった流星くん。「俺1部で結構な落ち方をして、恐怖心が………」と言っていて、もう胸がくるしくなった。でも2回目の挑戦ではがんばってたよ流星くん(泣)
 
3.14で、\神八先生〜/と言わないといけないところで、小瀧くんが「金八先生〜!」と言ったから神八先生に持っていた教科書で頭を叩かれて、震えながら泣く真似をしてふざけてたんだけど、そのときに「よかった〜流星が笑ってくれてる」と言ってて、この言葉がどういう意味を持っているのかはわたしの勝手な想像でしかないけれど、流星くんを気にかけていた小瀧くんがとっても愛おしくなりました。ありがとう。
 
 
 
3月25日 3部(19:00〜)
3部のローリングバーでは、流星くんは一度もジャンプせず、ずっと伏せていた記憶です。だから、2部の2回目の挑戦では、ジャンプもしてがんばっていた流星くんの姿を思い出して涙がこぼれそうになりました。流星くんもミッション成功のために恐怖心と戦ったんだと思うと。もういいよ、こわいよね、がんばってくれてありがとうって。甘いのかもしれないけれど、一度は自分と戦った流星くんがいたことを思うと、わたしもこれからがんばろうって思えるよ。ありがとう。
 
 
 
コンサート中にも何が起こるかわからないし、今回は流星くん戻ってきてくれたけれど、もしかしたらもう戻ってこない場合があったのかもしれないと思うと、流星くんがステージに立っていることは当たり前じゃないんだと気付かさせられました。それが当たり前になってしまっていました。この道を選び続けてくれてありがとうっていつも思っているけれど、元気な姿でステージに立って、笑顔を見せてくれてありがとうってこころから思いました。流星くんが楽しそうだから、笑顔でいるから、わたしも笑顔でいられるんだなあって思いました。
 
流星くんがこれからも笑顔でいられますように。ステージに立ち続けてくれてありがとう。7人が元気な姿で一緒に笑っていてね。それだけで、わたしはしあわせです。
 
重岡くんの最後の挨拶の言葉にもあったけれど、昨日見た「ありのままのジャニーズWEST」がとってもあたたかくて、愛おしくて、このグループをすきになってよかったともう何度目かわからないけれど、改めて思いました。だいすきだよ。
 
忘れられない1日をありがとう。
 
 

狂愛三部作を深読みしてみた。

Can't stopとCriminalは繋がっているんだよ、と言われても正直しっくりきていなかったこの物語。ただ、一発めぇぇぇぇぇぇぇ!でCan't stopを観たときにイントロで「あっ、照史くんが主人公なんだ」と思った記憶が残っていたままだった。そんな中で昨年12月に発売されたアルバムにCriminalの続編となる曲、Eternalが収録されることとなった。このEternalをはじめて聴いたとき、アウトロで照史くんが自ら銃で頭を撃って死ぬ映像が頭の中で再生されて、ハッとなった。はじまりと終わりがこわいくらい綺麗に繋がった。
 
このCan't stop、Criminal、Eternalはすべてzoppさんに作詞されたもので、この3曲をまとめて「狂愛三部作」と名付けられ、ファンの間でも親しまれている楽曲だ。わたしは、はじまりと終わりが綺麗に繋がった狂愛三部作をもっと知りたいと思い、歌詞を読み取り・音楽を聴きこみ・映像を見こんで作り上げた、現時点でのわたしなりの解釈を綴りたいと思う。
 
※以後、登場人物にジャニーズWESTのメンバーを当てはめてお話しますが、あくまでわたしなりの解釈です。メンバーのだれかが死ぬという内容にもなりますので、気分を害する可能性がございます。ご了承ください。
 
 
 
 
Can't stop 〜序章〜
 
歌:ジャニーズWEST 作詞:zopp 作曲:Takuya Harada/STEVEN LEE/Goldfingerz

Can't stop

シャンデリア 煌めき 宴のざわめき
Feel so lonely こんなそばにいても
Can't even touch 君の存在は 近くて遠い

ヤツがくれた 指輪見つめて
作り笑いした君
ふいに視線 ぶつかる
「助けて欲しい」
そんな目してた

Come to me 伝えたい But I can't tell
抱きしめたい強く But I can't do
連れ去りたい 想いが溢れた

綺麗な愛なんて I don't care
世界が軽蔑したって
この想いを遂げたい
もうCan't stop lovin' you
汚れた愛でも I don't care
狂いそうなくらい君が欲しい
ただ君だけ Can't stop lovin' you

君の手つかんで 屋敷を駆けてゆく
Run like crazy ドアの前で止まる
Come to myself ノブを握り戸惑う心

薬指の指輪 抜き捨て
口を結びうなずく
黒目がちな瞳が
「ついて行くよ」
覚悟告げてた

君に出会って For the first time
愛の意味を知った I can say that
二人なら なにも怖くはないよ

叶わぬ愛なんてないんだ
誰がなに言ったって
この熱は消えない
もうCan't stop lovin' you
命をかける愛なんだ
理屈なんてない これが多分
運命だったんだよ Can't stop lovin' you

Yeah I can be the one for you
Let's go
Can't stop

君は僕の一部
それでいて全部
誰にも渡さない
No one can stop me

汚れた愛でも I don't care
狂いそうなくらい君が欲しい
ただ君だけ Can't stop lovin' you

叶わぬ愛なんてないんだ
誰がなに言ったって
この熱は消えない
もうCan't stop lovin' you
命をかける愛なんだ
理屈なんてない これが多分
運命だったんだよ Can't stop lovin' you

Can't stop

 
 
まず、この曲のイントロでは、吐息・脈打つように早まるビートライン・鼓動、と何かが生まれるような雰囲気を感じ取ることができる。今回は映像から見て照史くんに誰かを操る力が宿る(生まれる)ことを意味していると捉えよう。そして小瀧くんが照史くんに操られたかのように動き出す。
 
シャンデリアや宴、屋敷という歌詞から、この曲に登場する「君」は豪邸に住むお金持ちのお嬢様だと考えられる。1番Aメロの「こんなそばにいてもお嬢様に触れることさえできない僕は一人ぼっちの気分だ。君の存在は近くて遠い。」からCan't stopの主人公はお嬢様が住む屋敷に仕える者であり、2番サビの「叶わぬ愛」からお嬢様とは身分違いだと自覚しながらも好意を寄せている、お嬢様専属の執事ではないかと推測した。この執事が小瀧くんである。
 
「ヤツがくれた    指輪見つめて 作り笑いした君」からお嬢様には婚約者がいることがわかるが、作り笑いしたということはお嬢様自身も望んでいない相手との婚約なのだろう。「『助けてほしい』そんな目してた」は小瀧くんの主観であり、お嬢様の気持ちは歌詞に表現されていないが、おそらく『助けてほしい』は彼女の本望だった。お嬢様もまた、許されないとはわかっていながら執事である小瀧くんに好意を寄せていたから…。
 
1番Cメロでは『助けてほしい』と伝えるような目をしていたお嬢様を見て、小瀧くんがこれまで心の奥に閉まっていた気持ちが湧き上がってきてしまい、自分の理性と葛藤する様子が想像できる。そして遂に連れ去りたい想いが溢れてしまうのだ…1番サビは照史くんに操られていることを知らない小瀧くんのお嬢様への想いだろう。あぁかなしい。
 
2番Aメロでは小瀧くんがお嬢様の手をつかんで屋敷を狂ったように走り駆けてゆく姿が描かれている。しかし「ドアの前で止まる Come to myself ノブを握り戸惑う心」と、突然我に返って戸惑ってしまう。ここで小瀧くんは自分が照史くんに操られていることを悟ったのではないだろうか。今まで心の奥に閉まっていた感情が溢れだした理由も、お嬢様を連れ去った先に待つもの(=自分の死)も。だから"お嬢様を連れ出して何になる?"とまた葛藤しはじめたのだろう。
 
するとそんな小瀧くんの迷いに気付いたお嬢様は自ら薬指の指輪を抜き捨て、口を結んでうなずくのだ。「黒目がちな瞳が『ついて行くよ』覚悟告げてた」これも1番Bメロと同様に小瀧くんの主観ではあるが、お嬢様の本心だと思う。
 
お嬢様と同じ想いであることがわかりお嬢様を連れ出すと決心した小瀧くん。2番Cメロの歌詞はただただ純粋で透きとおっていて、この先に待つものを思うとあまりにも酷である。「生まれて初めて愛の意味を知った」と、小瀧くんにとってはこれが最初で最後の”愛”なのだ…せつない……
 
2番サビは1番サビと同様に小瀧くんのお嬢様への想いであるが、「命をかける愛なんだ」とやはりこのときには命がけだと気付いている。それでも「これが多分 運命だったんだよ」と小瀧くんが歌うからかなしい。
 
 「君は僕の一部 それでいて全部」この歌詞はすこし解釈が難しかったが、執事にとってお嬢様に仕えることが本来生活の一部であるが、小瀧くんは身分違いで叶わなぬ愛だと自覚していたため、お嬢様に仕えることが小瀧くんにとってすべてで、大げさかもしれないが"生きる希望・光"だったのではないだろうか。
 
Can't stopは小瀧くんとお嬢様が屋敷の扉の鍵を開けるところで終わっているように思う。このあと彼らがどこへ向かうのかはわからないが、狂愛三部作を作詞されたzoppさんがインタビューでこんなことを話されていた。
 

「Can't stop」はエピソード・ゼロ的な、「Criminal」の前日譚を描写していて、「Eternal」では「Criminal」の直後にあたるシーンを題材にしました。伝えたい内容は全て同じで、時系列も「Criminal」から「Eternal」までは半日くらいという設定で、自分の中では“狂愛三部作”と呼んでいます。

 

Can't stopはCriminalの前日譚を描写している、つまりふたりで屋敷を抜け出してから僅か1日で小瀧くんとお嬢様の物語は結末を迎えてしまうのだ…。

 

 コンサートはもちろん、地上波の音楽番組でも披露された楽曲であるが、いずれも2番がカットされたものであるため、フルでのフォーメーション等はわからないが、現時点でわかる限りでは、必ず小瀧くんと照史くんがシンメやツートップか どちらかがセンターというフォーメーションである。この点がゾッとしたし、こうやって物語を作り上げていくのか、とただただ感心した。
 
 
 .
 
  Criminal
 
歌:ジャニーズWEST 作詞:zopp 作曲:CHOKKAKU/Takuya Harada/Joakim Bjornberg/Christofer Erixon

火花が散る路地裏 出口のない闇の中
サーチライトから Run Run Run Run Run
君を連れ去って Running away
君のためなら なんだってさ
出来んだ だって 愛は無敵
流れる血を 心配そうに 君がじっと見つめるんだ

心隠して 生きるのは ごめんなんだ わかるだろ?
愛はいつも 命がけ

Dangerous love 乱れた Sweet Criminal
戸惑ってる 暇なんて ないぜ?
Dangerous love 踊ろうぜ All through the night
もう ギリギリ Sweet Criminal
この愛はもう止められない Criminal…

人波をかきわけて ざわめく街を置き去り
掴みかかる腕ほどき
車飛び乗りハイウェイへと
誰も信用なんて出来ないまま
生きてた そうさ 今日までは
君が変えてくれたんだMy girl 誰にも渡さない

後悔なんてない 君なしの 未来なんていらないよ
愛に生きる どこまでも

You're my treasure 狂わす 理性Tonight
彷徨ってる 心よ Good night
You're my treasure 世界が 終わっても
もう 構わない Sweet Criminal
誰にも邪魔はさせない Criminal…

過去は捨てて 君と二人 未来へ

Dangerous love 乱れた Sweet Criminal
戸惑ってる 暇なんてないぜ?
Dangerous love 踊ろうぜ All through the night
さぁ Come on Come on… Come on Come on…!

You're my treasure 狂わす 理性Tonight
彷徨ってる 心よ Good night
You're my treasure 世界が 終わっても
もう 構わない Sweet Criminal
Dangerous love 乱れた Sweet Criminal
戸惑ってる 暇なんて ないぜ?
Dangerous love 踊ろうぜ All through the night
もう ギリギリ Sweet Criminal
この愛はもう止められない Criminal…
誰にも邪魔はさせない Criminal…

 
 
作詞者の言葉から見て取れるように、Can't stopの翌日から始まるCriminal。わたしはCan't stopで主人公だった小瀧くんが、根拠はないがCriminalの主人公でもあるというイメージはなかったため、やはり照史くんに殺されてしまったのだと思った。では、小瀧くんが殺されたのはいつなのか。それこそがCan't stopとCriminalのあいだの、描写されていない空白の1日だろう。
 
所謂駆け落ちをした小瀧くんとお嬢様は見つからないような場所で過ごしていたが、照史くんに居場所を見つけられてしまう。そして小瀧くんが殺されたところからCriminalがはじまるのだろう。愛が深すぎた故、罪が犯されてしまったところから。Criminalのイントロはサイレン音のように聞こえ、一発めぇぇぇぇぇぇぇ!では赤色のライトを基調とした照明だった。
 
1番Aメロの「火花」は小瀧くんの血のことを表していると思う。Criminalの主人公はサーチライトから逃げながら、君を連れ去って走っていく。お嬢様を自分のものにするために。照史くんから逃げるために。
 

ではCriminalの主人公は一体誰なのか。なんとなく、重岡くんだろうなぁとは思っていたが感覚的なもので、わたしの中でそれが確信に変わるのはEternalを聴いてからだったが、主人公は重岡くんだと言われれば、たしかにイントロのダンスから重岡くんが主導権を握っているように見えてくる。

 
「流れる血を   心配そうに   君がじっと見つめるんだ」の血は重岡くんのものだと思う。だって「君のためなら   なんだってさ   できんだ   だって   愛は無敵」なのだから。…そう、重岡くんも実はお嬢様へ好意を寄せていたのだ。お嬢様のためならこんなこともできるんだよ?って自分の腕を切りつけて血を流す重岡くん…あぁこわい。狂ってる。そしてCan't stopと同様、お嬢様の様子は主人公(Criminalでは重岡くん)の主観で描かれている。「心配そうに」とあるが、果たして本当に心配そうだったのか…狂ってる重岡くんにそう見えただけのような気がしてならない。
 
「心隠して   生きるのは   ごめんなんだ わかるだろ?」の裏メロを今一度聴いていただきたい。これは友人と狂愛三部作の話をしていたときに教えてもらい気づいたのだが、「トゥ…トゥ…トゥ…トゥ…トゥルース」と言っているように聞こえる。Truth、つまりBメロは重岡くんの本心。
 
お嬢様が住む屋敷の使用人として仕えている重岡くんもまたお嬢様に好意を寄せていたが、身分違いであること、小瀧くんとお嬢様が両想いであること、そして小瀧くんが照史くんに操られていることも気づいていたのではないだろうか。お嬢様専任執事である小瀧くんより自分は遠い存在であるため、勝ち目はないと必死にお嬢様への気持ちを隠して生きていたが、もうそれは「ごめんなんだ」って。「わかるだろ?」は強要ではなく、お嬢様が小瀧くんを好きだったことに気づいていたからこその言葉だ。気持ちを隠すつらさをお嬢様もわかっているはずだから。そして「愛はいつも   命がけ」からこの愛が命がけだと理解していることがわかる。
 
1番サビの「戸惑ってる 暇なんて ないぜ?」は重岡くんが自分に好意を寄せていることを知って戸惑うお嬢様に向けられた言葉だろう。また「一晩中踊ろうぜ」「この愛はもう止められない」から重岡くんは本気で彼女を自分のモノにしようと思っていることがわかる。
 
 2番Aメロの前半部分の歌詞は、「人波=渦巻く感情」「ざわめく街=うるさい感情」「掴みかかる腕=自分の理性」というように、重岡くんの気持ちの隠喩かとはじめは思っていた。しかし、Eternalに登場する「あいつら」の腕=掴みかかる腕の可能性もある上、このとき重岡くんが自分の理性などと葛藤しているようには思えないため、正直この部分はまだわたしも答えを出せていない。
 
「誰も信用なんて出来ないまま 生きてた そうさ 今日までは」。この「今日までは」がとってもこわい。明日からは誰かを、おそらくお嬢様を信用して生きていくようだが、この日重岡くんはお嬢様を自分のモノに無理やりしようと思っているだけで、そこにお嬢様の意思は存在していない。というかもうこの直後の歌詞「君が変えてくれたんだMy girl 誰にも渡さない」から、この時点で重岡くんの中ではお嬢様が自分のモノになっているのだ…こわ……
 
1番同様、2番BメロでもTruthが聞こえるため「後悔なんてない 君なしの 未来なんていらないよ」もまた重岡くんの本心だろう。「愛に生きる どこまでも」と思うくらいこれまで気持ちを隠して生きていたのだと思うと、少しかなしい気持ちにもなってくるが、そのことがここまで人を狂わせるのか…恐ろしい。
 
2番サビでは「お嬢様は僕の宝物(和訳)」とやはりお嬢様をモノとして捉えていることがわかる上、宝物だなんて…「世界が 終わっても もう 構わない」とあるから重岡くんが手に入れたかったモノはもうすべて手に入れたつもりなのか…(この人やっぱり狂ってるし、重岡くんの理性を狂わすお嬢様はよっぽど魅力的な人なのだろう)
 
2番サビ後の間奏で重岡くんとお嬢様のいる場所へ照史くんがやってきて、重岡くんと照史くんの直接対決!みたいな様子が頭に浮かんだ。そして「さぁ Come on Come on... Come on Come on...!」の直後に銃が発砲されたような音が聞こえるので、重岡くんはお嬢様の目の前で照史くんに撃ち殺されたのだ。もしかすると「過去は捨てて 君と二人 未来へ」は重岡くんではなく、照史くんからお嬢様へ向けられた言葉なのかもしれない。
 
ここで一つ疑問となるのが、このとき重岡くんたちはどこにいたのかということである。歌詞をそのまま読むと車の中になりそうだが、ここも「車飛び乗りハイウェイへと=自分の欲望のままに誰にも邪魔されない場所へ」という隠喩に思えてくる。だから、小瀧くんと同じようにどこかの部屋へお嬢様を連れ去ったのだと思う。
 
Criminalには「戸惑ってる暇なんてないぜ?」の歌詞が計3回登場するが、それはすべて意味合いが違うと思っている。
1回目、1番サビは上述した通り、重岡くんが自分に好意を寄せていると知って戸惑っているお嬢様へ向けられた重岡くんの言葉。2回目、「過去は捨てて 君と二人 未来へ」のあとのは、直接対決!となったときに照史くんから重岡くんへ向けられた所謂挑発文句。3回目、ラスサビのは、目の前で重岡くんが殺されたことへの戸惑いと、この先自分の身に起こる何かを感じて恐怖に怯えているお嬢様へ向けられた照史くんの言葉。もうこのときには、照史くんはお嬢様の腕を掴んで車へと向かっていそう。
 
個人的にCriminalのこわいと思うところは、イントロにもアウトロにも風の音が聞こえる点である。アウトロに至っては、最後に残るのは風の吹く音であり、このあとに続く物語の哀しさや切なさ、こわさといった印象が与えられる。
 
 
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ここまで登場したのは照史くん・小瀧くん・重岡くんの3人。小瀧くんはお嬢様専任執事、重岡くんはお嬢様の住む屋敷に仕える者で2人ともお嬢様に好意を寄せていた。では照史くんは何者なのか?なぜ小瀧くんを操っていたのだろう…?このことに考えを巡らせてみると、ある答えにたどり着いた。照史くんはお嬢様の婚約者、Can't stopに登場する「ヤツ」なのでは…!?
 
狂愛三部作の登場人物は、当てはめられた人の人柄が表れているとわたしは思っている。小瀧くんが操られてしまったのは彼の純粋なところを利用されてしまったからであり、重岡くんがお嬢様を奪って自分のモノにしようとしたのは、関西Jr.時代の彼がセンターを掴み取った姿と重なる。照史くんもまた、その繊細なところをこの狂愛三部作の主人公として描かれたのではないだろうか。
 
きっと小瀧くんとお嬢様が実は両想いであることに照史くんは気づいていた。"俺が婚約者なのになんで?俺はこんなに愛しているのに、俺のことを愛してよ?"そう思った照史くんは、小瀧くんを殺せばお嬢様の気持ちが自分に向くと思ったのでは…。(かなしい)操る力を手に入れた照史くんは、小瀧くんがお嬢様を連れ去るように操り思い通り小瀧くんを殺すことができた。しかし重岡くんの想定外の行動と彼もお嬢様に好意を寄せていると知り、彼も殺すことにした。
 
重岡くんの想定外の行動とは、彼がお嬢様を連れ去ったことだ。きっと照史くんにはお嬢様と小瀧くんしか見えていなくて、同じ屋敷に仕える重岡くんのことは眼中になかったのだろう。照史くん"小瀧くんを殺せばお嬢様の気持ちが自分に向く"と狂った考えを持っている反面、お嬢様のことを誰よりも愛していたため彼女を傷つけるようなことはしなかった。矛盾しているように思うが、照史くんなりの優しさのつもりだったと思うともっとかなしくなる。
 
愛するお嬢様に精神的ショックを与えないためにも、対小瀧くんのときは彼を違う場所へ連れて行きそこで殺した一方、対重岡くんのときは余裕がなくてもうそれどころじゃなかったため、お嬢様の目の前で殺してしまったと思う。対小瀧くんのときも、対重岡くんのときも照史くんには同じ人(お嬢様)へ向けられた愛だけが存在していて、どちらもその結果の行動なのに、愛がここまで人の行動を変えてしまうか…と思うばかり。
 
駆け落ちした2人を見つけた照史くんは小瀧くんだけを違う場所へと連れ出し、お嬢様に見られないように小瀧くんを銃で撃ち殺した。そのときに飛び散った血がCriminalで「火花が散る路地裏」と表現されているのだと思う。しかしその間に照史くんをつけていた重岡くんがお嬢様を連れ去ってしまう。ここからCriminalははじまったのだ。
 
そしてここで、Criminalについて話していた回のラジオを聴きなおしてみたところ、「ストーカー」「拉致」「狂気」という言葉が出てきていた。この解釈にぴったりだ。
 
 
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Eternal
 
歌:ジャニーズWEST 作詞:zopp 作曲:STEVEN LEE/Andreas Stone Johansson

No one "Can't stop" ハイウェイを抜け出し
最果ての街へと 廃屋に潜み All good
魚のように身を寄せ合う Just let it go, Don't you worry

セピアの月に照らされ 震える天使を強く抱いた
君を愛せて 自分になれたよ Gotta go Gotta go my way

愛が止められない 止めたくない
どこにも I can't let you go
輝く未来も涙も 全てくれないか
刹那のKissでも Like a 永遠
終わりじゃ消せない情熱
世界中敵になっても 君を守り抜く
君がいないと Only Eternal Darkness

エンジン音が 近づいてくる
あいつらがやってくる 安息の時は Too short
これが最後の戦いだ Just do it now, I'm ready now

君が隣にいるなら どんな終わりも綺麗だね
後悔なんてない 夜が明けてくよ Gotta go Gotta go my way

命が尽きても また逢える
どこでも I'll be there for you
君は優しく微笑んで 静かにうなずいた
刹那の愛でも It's a 永遠
闇夜じゃ消せない輝き
どんな罪も罰も受ける でも邪魔はさせない I never say goodbye

愛が止められない 止めたくない
どこにも I can't let you go
輝く未来も涙も 全てくれないか
刹那のKissでも Like a 永遠
終わりじゃ消せない情熱
世界中敵になっても 君を守り抜く
君がいないと Only Eternal Darkness

 
 
Criminalの続編となるEternalでは、歌詞の冒頭にCriminalにも出てきた言葉「ハイウェイ」が使われている。これは続編であることを示すのはもちろん、上記した隠喩ではなく、同じハイウェイでも車に乗っている人が重岡くんから照史くんに変わっていることをも示していると思った。Eternalの主人公は言うまでもなく照史くんだ。
 
「最果ての街」や「最後の戦い」「安息の時は Too short」からこのあと命が尽きることがわかる。わたしは、ラスサビ前の照史くんの「Yeah~」がお嬢様を手に入れた(=殺した)喜びの叫び声にしか聞こえなかった。お嬢様のことを「天使」と表現するくらいだから、きっと綺麗なお嬢様の外見を傷つけることはないようにと、照史くんの手で彼女を絞殺したのだろう。
 
そしてはじめに述べた通り、狂愛三部作を考え始めるきっかけとなったアウトロで、照史くんは自ら銃を頭に撃ち自殺する。先に死んだお嬢様の隣で。それが彼にとって綺麗なものだった。また「君がいないと Only Eternal Darkness=君がいないと永遠に闇しか残らない」と言っているにも関わらずお嬢様を殺してしまうのは、照史くんは「命が尽きても また逢える」と思っているためであり、その結果「輝く未来も涙も 全てくれないか」と普通では考えられない恐ろしいことをお嬢様へ問いかけている。
 

 これはEternalについてzoppさんのつぶやきであるが、照史くんが楽園だと思っている世界(心中したあとの世界)は果たして天国か地獄か。わたしは、その世界には照史くんが殺した小瀧くんと重岡くんもいると思うので、どう考えても天国ではないし、この4人が再び同じ世界にいるのなら、狂愛三部作は終わっていないと思う。

Eternalで一番の疑問点は、お嬢様はなぜ「優しく微笑んで   静かにうなずいた」のかということである。これも照史くんの主観ではあるが、もうこのときに自分の死を悟っているであろうお嬢様はなぜ死を受け入れたのだろうか。照史くんから解放されたいから?先に死んでしまった小瀧くんの元へ行きたいから?もう婚約者に愛されて死ぬしかないんだと諦めたから?ここがどうしてもわからない。

 

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 Can't stop、Criminal、Eternalの3曲は「Can't stop lovin' you」「この愛はもう止められない」「愛が止められない」と(表現の仕方は若干異なるが)お嬢様への愛を止めることができない点と、誰にも渡さない(婚約者である照史くんの立場からすると邪魔はさせない)というフレーズがある点において共通している。また、Can't stopとCriminalの「愛はいつも命がけ」「命をかける愛なんだ」はそれぞれ照史くんに自分の命が狙われていることをわかっており、照史くん自身は心中しようと思っているため、Eternalでは前述した通り命がもう尽きることを示す表現がなされている。

 逆に、CriminalとEternalには「後悔なんてない」というフレーズが一字一句違わずに登場していることに対し、Can't stopには「後悔」という言葉すら登場しない。小瀧くんは"お嬢様のためにも"と思って彼女を連れ去ったが、その自分の行動に後悔の気持ちを持ったまま死んでしまったのかと思うと、胸が張り裂けそうになる。

 
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Eternalを聴いてもわたしの想像する物語に登場したのは照史くん・小瀧くん・重岡くんの3人だけだった。どうにかほかのメンバーも登場させることはできないのか、と無理やり当てはめようとしたとき、お嬢様にもだれかを当てはめると(かなり無理な設定だったが)全員登場させることができた。そのときはただなんとなく淳太くん=お嬢様にした。
 
しかし恐ろしいことに淳太くんをお嬢様に当てはめてみた途端、いろいろ繋がったことや新たな疑問が生まれた。
 
これは昨年末放送されたベストアーティスト2015で気づいたのだが、Can't stopのイントロで淳太くんが手を前に伸ばしている。まるで小瀧くんが操られたことに気づいて"やめて…!"とだれかに助けを求めているようだ。
 
しかしそれが助けを求めていないようにも見える。淳太くんにも何か力が宿っているような…。そして狂愛三部作の一番初めの歌詞「Can't stop」を歌うもの淳太くん(=お嬢様)である。なぜかお嬢様はもう止められないことを最初から知っている…こわ……
 
それからCriminalのラスサビの「もうギリギリ」のところで、淳太くんは毎回誘うような仕草をしている。お嬢様がなぜこのタイミングで照史くんを誘っているのか不思議でならない。今映像をみて疑問に思う点はこの2つだが、マルチアングルの映像を観られる機会があれば、ほかにもたくさんあるような気がする。狂愛三部作の真の主人公であり黒幕は淳太くん(お嬢様)の可能性もあるのだ。
 
しかし、もしお嬢様がこの物語の主人公だとすると、何のために照史くんが小瀧くんを操っているように見せかけてこんな真似をしたのか、その動機がさっぱりわからない。あと10日後に控える大阪公演でEternalをはじめて観るため、今はなんとも言えないが、個人的には淳太くんがEternalの鍵を握っていると思っている。そして狂愛三部作の鍵も。
 
 
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もともとは3月の大阪公演に参加し、Eternalを自分の目で見て・感じてすべての答えを出してから深読み記事を書こうとしていたが、今一番綺麗に繋がっている内容からまた違う内容へと変わる気がしたため、今のわたしの頭の中を先に残しておくことにした。ほかにもいろいろな説を提唱しているのだが、それも踏まえて10日後にEternalの世界に酔いしれたい。
 
 
この記事は、あくまでわたしなりの現時点での解釈です。また、一番綺麗に繋がったと言っても、感覚的なものなので伝わらなかったところも多々あるかと思いますが、最後までお読みいただきありがとうございました!

流星くんの10000字インタビューを読んで。

流星くんの10000字を読んだときのこの気持ちをほったらかしておいて、あとあと「残しておけばよかったなぁ…」と思わないためのもの。
うだうだと書いていくだけだから読んでも得することはなにひとつありません。
ほかの方の感想を読んでしまうと少なからずその影響を受けてしまうので、読む前の、流星くんのファンの一人が書く、ただのじぶんの気持ちの記録です。


はじめに、わたしが流星くんに出会ったのは2013年9月頃のことで、関西ローカル番組「OH!ソレ!み〜よ!」で重岡さんを知ったのがきっかけ。その後すぐに7WESTを知り藤井流星くんのことを知ったが、なにも知らない流星くんの第一印象は"苦手な人"だったから人生なにがあるかわからないなぁと思う。

わたしが流星くんのことを知る2013年9月以前のことは、流星くんを知ってから調べたりして記憶しているエピソードもあったりはするが、実際にじぶんで見てきたわけではないので発言できることはない。じぶんの想像で話してしまうのはあまりよくないしね。

と言ってしまうと、わたしがここに記録できる言葉なんてほとんどなくて困ったもんだ(笑)


長かった前置きはこれでおしまいにして、流星くんの10000字はこれまででいちばんスッと入ってきたと思う。どんな気持ちで読みはじめるのがいいかわからず「無」でページを開いて…流星くんの言葉は気張っていなくて、すなおな気持ちを伝えてくれることがほとんどだと思っているから、すぐにほっこりとした気持ちになれた。

4人から"ゴメンな"ってメールが来てどう思った?と聞かれ「何、考えたんやろなあ」が第一声だった流星くん。じぶんのことではないように語りはじめていて。もう忘れてしまったのかな…と。苦い思い出として、忘れようとしたのではなくて。

「とりあえず、目の前に両親おるから、放送で流れる前に言っとかなと思って」
すごい人だなぁと。その「言っとかな」はどこから来るんだろうと思った。わたしだったらどうしてたか…と考えてみたが、わたしだったら言えない。そして、言えないよねぇ、と思いながら神山くんの10000字を読んだ記憶があったから神山くんのを読み返してみたところ「言えるわけなくて」の言葉が。言える 言えない ではなく「言っとかな」となる流星くん、ここからも流星くんのココロの強さを感じた。

「ふたりとも、俺をアゲすぎなんすよ(笑)」
今回の10000字インタビューの核は、7人にこだわり続けた重岡さんと、あきらめなかった流星くんだとわたしは思っていて。この言葉を読んで、流星くんだなぁと思った。実に謙虚な人だと思うけれど、流星くん自身はそんな風には思わず「過程があって」と語りはじめた。すぐにジャニーさんに電話をしようと思ったこと、状況を把握してからの方がいいと思い優馬に電話をしたこと、優馬に「今すぐ電話かけろ!」と言われ結局なにも状況を把握しないまま電話をしたこと、「もうこれ、終わったな」って一瞬思ったこと。
悩むよりも先に、自分の意思を伝えな!と行動に出られる流星くんを尊敬する。やっぱりすごい。そう簡単にできない。そして優馬くんはどれほどすてきな人なんだろうと思った。流星くんがジャニーさんに電話したあと報告のために優馬くんに電話をかけなおしたら「絶対いける!100パーいける!」と言いきった優馬くん。自分のことのように流星くんを急かし、力強く背中を押していて…。一瞬あきらめた流星くんのスイッチを入れてくれてた。彼には ありがとう では伝えきれないくらい大きな感謝しかない。流星くんと優馬くんの絆というか信頼関係を感じた。本当にありがとう。

流星くんが賭けをしていたことは知らなかった。その賭けをしてなかったり、もし2012年9月の日生の舞台に立てていなかったら、わたしが流星くんに出会うこともなかった…なんて考えるとこわい。当時から流星くんを応援していた方々にとっては それはやめて という話ではあるけれど、自分のビジョンをしっかりと持っていてそのために自ら賭けをした流星くんがやっぱりかっこいい。

「やっぱ俺じゃないんですよね、最初からずっとあきらめなかったのは。俺じゃない。断トツであきらめてなかったの、しげなんですよね」
ここまではうるうるしそうになりつつも比較的冷静に読めていたけれど、涙が溢れ出した瞬間で。なんで泣いたか、どんな気持ちになったか、とかは今は言葉にできない。重岡さんと流星くんの関係性がだいすきで、だいすきだって言い続けてきた人間だから…。
「俺をアゲすぎなんすよ(笑)」の言葉は、流星くんの近くで動いてくれていた重岡さんの姿があるからというのがやっぱりあるんだと思ったし、優馬くんの言葉でスイッチが入ったあとその重岡さんの姿に支えられていたところもあるのかな、なんて。想像で話してしまって申し訳ない。

「いろんな想いがありすぎて、パッと言葉ではうまく表現できない」
唯一この言葉だけ、素直に受け取れない自分がいた。いろんな想いがありすぎてパッと言葉ではうまく表現できないのは本当なんだと思ったけれど、この想いは流星くんのココロの中にしまっておきたいという気持ちもあるんじゃないかなぁと。流星くんがついた"しあわせな嘘"に思った。
この言葉を受けて、冒頭の「何、考えたんやろなあ」も"しあわせな嘘"だったりするのかなぁと。忘れたわけではなくて、そのときの気持ちはもうこころにしまっているのかなぁと。だから なぜ7人でのデビューにこだわったか も流星くんがいつか言葉で表現できるようになっても、語られなくてもいいと思った。わたしが知りたかったことのひとつだが、それよりもしあわせなことを教えてもらえた気がした。温かい気持ちになれた。大切な流星くんの気持ちは、流星くんの胸にしまっていてほしいと思った。わたしが歪んでいるだけだという意見は否定できないが…。


流星くんはよく「みなさんのおかげ」と言ってくれる。10000字を読んで、本当に流星くんは家族や友達、ファンに支えられているということを感じながら生きているんだなぁと。ただ、支えてくれている、応援してくれている家族がいるから、友達がいるから、ファンがいるから、その想いだけであきらめない気持ちが在り続けることはできるのか…と思った。流星くんだからこそ、とも思った部分はあるけれど。流星くんを突き動かすもの…答えをただのファンであるわたしが知ることができる・できないは別として、わたしの中ではまだ答えは見つかっていない。

ますます流星くんをすきになった10000字インタビューだった。流星くんをすきでいられることがしあわせに感じる。これからも藤井流星くんを応援していきたい。